寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

「片づける」の基準を作る

新年度が始まり、そろそろ新しい環境にも慣れてきたころかと思います。

 

先生方は

生徒に「もう~、何回も言っているでしょ。きちんと片づけなさい。」

と注意することが多いのではないでしょうか?

 

 学校には様々な「物」があふれています。

それらを正確に「使用前」の状態に片づけるのは

慣れていないと結構難しいものです。

 

その際に「きちんと片づけなさい。」と伝えても

出来ていない生徒にはあまり伝わりません。

 

というのも

どの状態になれば「きちんと」片づけられているのかが

本人の中で認識できていないからです。

 

そこで、お伝えしたいのが

「片づける」の基準を作りましょうということです。

難しく考える必要はありません。

 

先生がOKと思える完成形(完全に片付けがなされた状態)を

写真やイラストにして生徒に見せてください。

 

例えば、

「この写真のように跳び箱やマットが並んでいればOK!

この状態になるまで片づけ終了にはならないよ!」

と伝えれば「ゴールが共有化」されます。

 

 

前置きが長くなりましたが、

実は、この考え方は「先生にこそ」お伝えしたい情報なのです。

 

ご自身の机の周りはいかがでしょうか?

ファイルやプリントが山積みされていないでしょうか?

ある書類を探すのに5分以上使ってることはありませんか?

探すのを断念して、他の先生からコピーをさせてもらったことは

ありませんか?

 

耳の痛い話で恐縮ですが、

整理整頓は円滑に仕事をする上での基本です。

 

職員室には書類や備品が数多くあります。

その「定位置」を共有することはとても大事なことです。

 

ある書類をキャビネットに戻さず、自分の机の中に

取り込んでいると、他の先生にも迷惑がかかります。

 

もし、その書類を紛失してしまったら・・・

考えるだけでも怖いですね。

 

少しの手間でみんなが幸せになれるなら

この機会に、検討されてはいかがでしょうか?

 

 

(文責:竹内)