寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

ストレスをためない部下への指示の仕方

新人が配属されて、仕事のやり方を教えている最中だと思いますが、

上司・先輩としてうまく指示できていますか?

 

 

もしかしたら、このような指示をしてしまった経験はあるのではないでしょうか?

 

あなた:「ちょっとA君、いいかな?

     次の会議に提出したい資料を君に作ってもらいたいけど、

     お願いできるかな?

     この表に入れる数字を、このホームページから探してもらうだけだから。」

 

A君: 「わかりました。いつまでに完成すればいいですか?」

 

あなた:「特に急いでいないから、提出時期は任せるよ。

     自分のペースで作っていいよ。」

 

 

よくある風景ですが、

もし、この指示を月曜日の午前10時にしたら、あなたはいつまで待ちますか??

 

今週の木曜日でしょうか? それとも来週の火曜日でしょうか?

 

もちろん、本当に急がないレベルの仕事の場合もあるでしょうが、

仮に会議が来週の月曜日なら、「木曜日」には欲しいですよね?

 

 

この状態で、A君から報告がなかったら・・・

 

あなた:「A君、この前頼んだ資料どうなった?もうそろそろ完成かな?」

 

A君: 「え? 急がないっていうことでしたので、まだ手を付けていません。」

 

あなた:「急がないって言ったけど、会議で使うって伝えたよね?

     完成してないと、こちらも段取りがあるから困るよ。」

 

A君: 「すいません、すぐに取り掛かります。」

 

(心の声):「会議の日付がわかっているなら、最初からいつまでに欲しいって

伝えてくれたらいいのに・・・なぜ自分が怒られるのかな、納得できないな・・・」

 

 

いかがでしょうか?A君が確認を怠ったことは責められるべき点ですが、

指示をした側には問題はなかったでしょうか?

 

お互いがストレスをためないためにも「できるだけ誤解がないよう」

伝えることが必要ですね。

 

この場合、

「来週の月曜日に会議があって、それに使いたいから水曜日の15時までに

もらえると助かるよ。細かい段取りは任せるからよろしく。」

 

くらいの説明があればよかったのかもしれません。

 

 

ある程度仕事が自分でコントロールできる部下なら、細かな指示はかえって

本人のやる気をそぐこともありますが、

新人の間はひと手間かけてあげるのが、育成のコツですね。

 

新年度が始まるこの時期になると、思い出す私の先輩としての体験談でした。

 

(文責:竹内)