先日訪れた私学の事務長さんとのお話から。
ちょうどその日は、弊社の新人社員を連れての訪問で、その新人君に向けての訓示ともいえそうな、とても有難いお言葉を頂けました。それはすなわち、その事務長さんが普段、事務室での仕事を通じて感じておられることでもありました。
特に印象に残ったことが7つ。自分の備忘もかねて、記しておくことにします。
① 初心を忘れない
初めて職場に足を踏み入れた時のこと。初めてその仕事をした時の事。
希望。緊張感。そして何より、一生懸命さ。
忘れてはならない想いがそこには詰まっています。
② 自分の仕事はここまで、と思わない
自分はそこまで頼まれてないから―そうやって自分で線引きしてしまうと、そこで成長は止まってしまいます。
同僚や上司の仕事を「自分ならどうやるだろう」と想像するだけでステップアップできるような気がします。
③ 考えることをやめるな
ルーティンと惰性は違う…そんなふうに感じます。
より質の高い仕事を目指すこと、メルマガでも採り上げているテーマですが、考えて仕事をする、それは社会人の「基本のキ」ですらあると感じます。
④問題意識と行動
考えること、その先にはそれを行動に移す、というステージが待っています。
いろいろ考えてはいるけれど、行動には移せていない、そんな人にはぜひ次のステージに上がっていただいて、より存在感のある方になっていただきたいと思います。
⑤ 軽作業は修行、その後が重要
新たな業務に携わることになった当初は、まだまだ貢献度が低い段階。
そのときは雑務や軽作業が中心になりますが、それは修行として必要なこと。
しっかり修行をして、熟練していく、その過程が重要。
そしてさらにその後、その仕事そのものをどう発展させるか、それがさらに重要。
まさに守破離の考え方ですね。
⑥ 人の話を聴く
自分の経験が増えると、人の話を「聞いて」も「聴いていない」ことが多くなるもの。
上司、同僚、子どもたち、保護者だけでなく、他の役割のメンバー、異業種の人たちなどなど、目の前に現れる人の話を真摯に傾聴することが自分を成長させてくれます。
⑦ ほどほど、足るを知る
求めすぎない。物にも人にも。
欲があるのはいいことだけれど、何事もほどほどがいい、と。
相当程度、私自身の解釈が入ってしまいましたが、まあ備忘なのでご勘弁ください。
そしてお話の最後には、人を動かす側へのアドバイスも。
それは端的にひとこと、
「労いの一言を忘れない」。
これにも深く納得。
ありがとう。お疲れ様。おかげで助かったよ。
労いの声をかけること、それは全くお金のかからない、最高の動機づけ行動です。
忙しい時ほど、忘れずにいたいものですね。