まずは昨日のブログ、ぶっきらぼうで大変失礼しました。
朝の時間が限られていて、覚書程度に記事を記したまま、結局終日手が空かず、そのまま1日が経過してしまいました。
今朝、一部修正のうえ更新いたしましたので、よろしければご覧ください。
さて本日のブログはICTに関する調査結果です。
文部科学省HPより。
平成26年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果:文部科学省
この調査は公立校のみが対象となっていますので、ご注意ください。
ただ、国内の学校のトレンドが把握できると同時に、公立校でどのくらいICT化が進んでいるのかを自校の状況と比較することが可能です。
この調査、サマリーが付いていませんので、私が勝手にまとめたものを以下掲載しておきます。
なお、調査対象は全国の公立学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)、調査基準日は平成27年3月1日です。
学校におけるICT環境の整備状況の推移
①教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数…6.4人(前年度より0.1人減)
②教員の校務用コンピュータ整備率…113.9%(同2.8ポイント増)
③普通教室の校内LAN整備率…86.4%(同0.8ポイント増)
④超高速インターネット接続率(30Mbps以上)…81.6%(同2.5ポイント増)
⑤電子黒板の整備状況…90,503台(同7,975台増)
電子黒板のある学校の割合…78.0%(同1.6ポイント増)
⑥実物投影機の整備状況…178,779台(同18,845台増)
⑦教育用コンピュータのうち タブレット型コンピュータ台数…156,018台(同83,340台増)
⑧デジタル教科書の整備状況…39.4%(同2.0ポイント増)
⑨校務支援システムのある学校の割合…81.9%(同1.4ポイント増)
教員のICT活用指導力
A:教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力…82.1%
B:授業中にICTを活用して指導する能力…71.4%
C:児童のICT活用を指導する能力…65.2%
D:情報モラルなどを指導する能力…77.7%
E:校務にICTを活用する能力…78.2%(いずれも、各項目で「わりにできる」「ややできる」と回答した教員の割合)
研修の受講状況 (全校種)
平成26年度中にICT活用指導力の各項目に関する研修を受講した教員の割合…34.7%(前年度より3.7ポイント増)
ICT環境の整備はどんどん進んでいます。
特にそのスピードが著しいのがタブレット。前年度比2倍増となっています。
ただ、ハード面の環境整備はかなり進んできましたので、課題としては教員の指導力の方に移りつつあるようにあると感じます。
今後は自ら使えるのはもちろん、子どもたちに使い方を指導できる、という点が強く求められるようになると考えられます。
単に機器を使うということにとどまらず、安全・安心な活用法を指導できるか。
またもや先生方には重要な任務が出てきました。
現状、その認識が甘いのか、あるいは単に時間がないからなのか、公立校における研修の受講状況はまだまだの感があります。
私学はぜひ先んじて、ICT活用に関する指導力を高めていただければと思います。