寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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H26年度体力テスト、小中高生合計点が過去最高

先日は体育の日、そしてもうすぐ文化の日

体育祭や文化祭があちこちで行われていますね。

そんな中、本日は子どもたちの体力についての記事をご紹介します。

リセマムより。

 

H26年度体力テスト、小中高生合計点が過去最高…向上傾向続く | リセマム

 

本題とは少々逸れますが、今回の記事の冒頭、「文部科学省スポーツ庁は…」と書かれているのを見て、スポーツ庁という機関が正式発足した実感を覚えました。

今後、特に東京オリンピックに向けてはスポーツや体力といった言葉がトピックになっていくのだろう、と。

 

そして今回の記事です。

 

この10月に公表された「平成26年度体力・運動能力調査」の結果によれば、6~19歳では、直近17年間でほとんどの年代で緩やかな向上傾向にある、とのこと。

そして、多くの年代で過去最高の合計点となったそうです。

 

その一方で、体力水準が高かった昭和60年頃と比較した場合、握力や走・跳・投能力にかかる項目には依然低い水準になっているものが多い、とも書かれています。

 

元データはこちらからご覧ください↓

平成26年度体力・運動能力調査の結果について:スポーツ庁

 

そして、結果の概要も引用しておきます。

1.今回の調査結果のポイント
(1)体力・運動能力の加齢に伴う変化の傾向
・全体的な傾向として、6 歳から加齢に伴い体力水準は向上し、男子では 17 歳頃に、女子は 14 歳頃にピークに達する。男女とも 20 歳以降は加齢に伴い体力水準は緩やかに低下する。
・握力については,男子で 35~39 歳,女子では 45~49 歳でピークに達する。
(2)体力・運動能力の年次推移の傾向
①青少年(6~19 歳)
・直近 17 年間の新体力テスト合計点の推移を見ると、ほとんどの年代で緩やかな向上傾向であり,多くの年代で過去最高。
・体力水準が高かった昭和 60 年頃と比較すると、中学生男子の 50m走,ハンドボール投げ及び高校生男子の 50m走を除き依然低い水準。
②成年(20~64 歳)
・直近 17 年間の新体力テスト合計点の推移を見ると、30 歳代の女子では低下傾向がみられるが,男女とも 50 歳以降では向上傾向がみられる。
③高齢者(65~79 歳)
・直近 17 年間の推移を見ると、ほとんどの項目及び合計点で向上傾向。
・平成 26 年度の合計点は,65~69 歳の男子,70~74 歳の女子,75~79 歳の男女で過去最高。

ご覧の通り、この調査はすべての年代にわたっての調査になっており、50代以上の体力・運動能力が向上しているという結果が出ています。

最近の先輩方は本当にお元気な方が多いですもんね。

 

ただ、一時言われていた、子どもたちの体力不足というのは解消される傾向にあるようにも思います。

つまり、改善に向けた施策と努力が功を奏している、ということでもあるでしょう。

 

長い時間をかけて改善していくことはどうしてもモチベーションが下がりがち、ついては優先順位が下がりがち、です。

各校の施策においても、長期にわたる改善を図るべきことがらがきっとあると思いますので、時間がかかる施策への意識づけを高めていただければと、この記事を読みながら感じた次第です。