本日も続けて児島が記事を配信いたします。
秋になり空気が乾燥してきたのでしょうか、私は喉を傷めてしまいました。皆様にはお変わりなきよう祈っておるところです。
堺市の中学校で特別授業 「がん」の正しい知識伝える|MBS 関西のニュース
大阪府のがん検診受診率が全国的に見て低いというのは今回初めて知った事実ですが、授業を受けた生徒の「親とか、大切な人に検診をすすめたいと思いました。」という声はとても大切な意識です。こういった授業から検診・医療について興味を抱き、生活習慣を振り返ることは重要な機会ではないかと思いました。
2012年の調査に「健康について後悔していること」というものがあります。
「リタイア前にやるべきだった……」後悔トップ20【2】健康 シニア1000人調査:PRESIDENT Online - プレジデント
この中で、
- 歯の定期検診を受ければよかった(1位)
- 定期的に健康診断を受ければよかった(16位)
- 目の定期検診を受ければよかった(19位)
とあり、定期検診や健康診断はやはり大切。それ以外はいずれもつい忘れがちな生活習慣のことばかりです。健康についての特別授業があることは生徒たちにとって卒業後に必ず役に立つのではないかなと感じました。
さらに、学校が提供できる健康のための活動には、部活も入るかもしれません。
平成26年度体力・運動能力調査結果の概要及び報告書について:文部科学省
文科省のこの調べの中で「運動・スポーツの実施状況と体力」というものがあり、
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2015/10/13/1362688_07.pdf
終わりの方にある「(4)学校時代の運動部(クラブ)活動の経験と体力」では、中高大のいずれかで運動部の経験があると、その後の年代でも体力を保ちやすいことを示唆しています。
学校時代の運動部(クラブ)活動での経験が,その後の運動・スポーツ習慣につながり,生涯にわたって高い水準の体力を維持する要因の一つになっていると考えられる。
この結論が言うように、その後の習慣がそうしてくれたのかもしれませんが、個人的には成長期の頃に部活をしたおかげで体力がついた、と感じています。
スポーツなど体を動かすことは、時に勝ち負けや記録に感動するという側面もあります。しかしやはり多くの人にとって一番大切な目的は、将来の健康維持、ではないでしょうか。多岐にわたる学校の活動、それを支援する学校関係者の方々にはご苦労も多いことでしょうが、頭と心、それに体も育てる場として、学校こそが重要な役割を担う存在であると改めて感じた次第です。