本日は塾選び、学校選びのポイントに関するアンケート結果のご紹介です。
最初に見つけたのは塾選びについての記事。
リセマムより。
この調査の対象は関東在住者で、有効回答数は500名(男性250名、女性250名)。
調査日は2月17日となっています。
結果は以下の通り。なお、10位までは引用元の記事に掲載がありますが、11位以下はgooランキング記事を参照し転載させていただきました。
◆親が子どもの塾や予備校を選ぶポイントランキング
1位「評判がよいか」22.4%
2位「授業料は妥当か」20.4%
3位「家から近いか」17.0%
4位「先生は教育に熱心か」15.0%
5位「合格率が高いか」10.8%
6位「難関校へ送り出しているか」7.0%
7位「授業の振り替えができるか」6.8%
8位「駅から近いか」4.8%
9位「迎えが必要か」4.6%
10位「同じ学校の友達も通っているか」2.4%11位 「学校から近いか」 2.2%
12位 「有名な先生がいるのか」 2.0%
13位 「近くにコンビニはあるか」 1.0%
14位 「警備員がいるか」 0.8%
評判の良し悪し(1位)、先生の熱心さ(4位)、友達の状況(10位)など、口コミ要素が結構入っているのが特徴的です。
学習塾なので合格実績(5位、6位)が重視されるのは当然ですが、その順位が意外と低いように感じます。
そして、塾の立地環境(ハード面。3位、8位、9位、11位、13位)に関する項目もランクイン。
学習環境(ソフト面。2位、7位、12位、14位)に関する条件とよく似た順位になっていますね。
記事には『合格率や難関校への合格実績よりも、実際に通っている人の意見を参考にしたい人が多いようだ』とのコメントが掲載されています。
なるほど、学習塾についてはこれで傾向がつかめましたが、学校はどうなんだろう?
そう思って調べてみたところ、こんな調査結果が見つかりました。
School Postより。高校を対象にした調査のようです。
学校選びで最も気にするポイントとは!? | School Postアンケート | School Post
ここではベスト3のみが紹介されており、1位は「偏差値」(45.0%)。2位は「家からの距離」(15.7%)。そして3位は「校風」(13.7%)となっています。
ただしこの調査、集計数が51名分しかなく、やや物足りない内容です。
そこで、少し古くはなるのですが、同じSchool Postから見つけたこんな記事もご紹介しておきましょう。
アンケート調査から見る、みんなの高校の選び方 | School Post
先ほどの調査が2014年実施だったのに対し、こちらは2013年。
ですが、こちらの調査集計対象者は都内在住30代~50代の男女221名で、その数も多くなりますし、調査結果も多く紹介されていますので、先ほどのものよりも参考になりそうです。
大まかな結果は次の通り。
1位 「子どもの希望」(63.8%)←女性回答者のみでは約7割が重視
2位 「通学時間」(52.5%)
3位 「校風」(47.5%)
4位 「偏差値」(43.3%)
5位 「学費」「進学率」(37.1%)
記事では、この結果を以下のようにまとめています。
「通学時間」や「校風」「偏差値」「学費」などの学校情報が重視され、「カリキュラム」「独自性」「設備」「地域社会とのつながりの強さ」など何をどう学べるかついてはあまり重視されていない結果となりました。
上記まとめを読むだけだと、いろいろ工夫をしている学校からするとやや残念な結果であったと言えますが、決してそうではないと私は思います。
例えば、同じ商圏で通学時間や学費が同程度であるいくつかの学校から1校を選ぶ際には、カリキュラムや設備といった特色は決め手の一つになるでしょう。
そして、「校風」という漠然とした項目の中には、その学校で実際に行われている各種の活動が反映されていることは間違いありません。
今回ご紹介したのはあくまでも一般論ですので、御校にとっての生徒や保護者がどのような志向や希望をお持ちなのか、ぜひともお聞きになってみていただきたいと思います。