ハッピーマンデー後の火曜日。
連休明けの本日、どのように迎えておられますでしょうか。
学校もいよいよ夏休みですね。
夏は学校教職員さんにとって貴重なインプットの時期、ではないでしょうか。
ぜひとも有意義な時間をお過ごしいただきたいと願っています。
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さて本題。
本日は久しぶりに教科教育の話題を。
日本経済新聞より。
小学校の英語授業、中1の8割読み書き希望 文科省調査 :日本経済新聞
(有料会員限定記事となっております。ご容赦ください)
文部科学省は今年2月、全国の中学1~2年生約24,000人、小学5~6年生約22,000人、小中学校の教員ら約12,000人を対象に外国語活動に関する調査を実施。
その結果の概要が記事に掲載されています。
以下、それをさらにまとめたものを書いておきます。
・(中1生回答)小学校の外国語活動でもっと学習したかったこと
「英単語を書く」:83.7%(最多)
「英語の文を書く」「英単語を読む」「英語の文を読む」の3項目も8割前後
・英語が「好き」または「どちらかといえば好き」
小学5~6年生:70.9%
中学1年生:61.6%
中学2年生:50.3%
・(小学校教員回答)「研修が十分でない」または「どちらかといえば十分でない」
78.5%
小学校での英語教育は、専門家の中でも見解が割れるテーマですので、この結果をどのように次につなげていくか、というのもなかなか難しいものがあるように感じます。
ただこの記事でコメントを寄せている大学准教授は
「楽しむだけの英語では小学5~6年生の知的好奇心に対応できない」
「読み書きでつまずく中学生を減らすには、小学校と中学校の連携が必要だ」
と話しておられます。
もともと小学校英語は話すこと、聞くことに力点を置いてカリキュラムが考えられているのだから、ある程度こんな結果になるのは想定内なのでは…?とも思うのですが、そんなふうに割り切るわけにもいかないのでしょうね。
調査結果にもあるように、教員サイドにも指導への不安が存在していることから、「文科省はALT(外国人指導助手)とコミュニケーションを取りながら授業を進めるなど、指導のポイントをまとめた校内研修用のDVDをつくり、今月、全国の小学校に配布を始めた」(記事より引用)とのこと。
指導のしくみを十分整えずに導入を先行した小学校英語の課題が、ここへきていろいろと浮き彫りになっているのかもしれません。
小学校英語が導入され、各私学の入試も変化を見せています。
そしておそらく、中学校での教育内容にも少なからずその影響が及んでいるのではないでしょうか。
制度が変わると影響を受けざるを得ないのが学校経営ですから、何事も先手を打てるように、アンテナを高くして活動を続けたいですね。