暑い日が続いています。
台風の影響、のようですが、その威力に今更ながら驚きます。
さて本日は産経ニュースより。
【教育動向】HRや生徒会・行事でこそ「アクティブ・ラーニング」 渡辺敦司 - 産経ニュース
元ネタはBenesse教育情報サイトのこの記事です。
HRや生徒会・行事でこそ「アクティブ・ラーニング」‐渡辺敦司‐【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】
(両方の記事の内容は全く同じようです)
アクティブ・ラーニングという用語はかなりよく耳にするようになってきましたね。
記事中にはこのアクティブ・ラーニングを「AL」と略し、「課題発見・解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」と定義づけています。
近い将来、大学入試が大きく変わることとなったために、このALは大いに脚光を浴びているわけです。
ただこの記事で採り上げられているように、ALは受験を想定しての教科学習において力点が置かれる以外に、それ以外の学校における活動、特に特活との関連性についても考える必要があるのはその通りでしょう。
いやむしろ、特活の方がALとの親和性は随分高いとすら言えるような気がします。
自らの学生時代を振り返った時、例えば生徒会やクラス委員としての活動が、主体的に何かを考え、それを行動に移し、かつ集団をひとつにまとめていく(=組織化する)ための工夫をする…といった経験の宝庫であったことが思い出されます。
その際の活動が現代においてこのような形で脚光を浴びるとは思ってもみませんでしたが、生きる力を養ううえで、学校でのこういった経験は、家庭ではなかなか難しいのではないかと改めて感じる次第です。
私学においても行事が特色になっているケースは決して少なくありません。
ただしその一方で、行事に割く時間があるなら主要教科の指導に充てるべき、という考え方が根強く存在している学校も現実に存在します。
私学の場合には、教科教育、課外活動、特活等、種々の活動にどう時間を配分するのかは、一定の枠組こそあれ、あくまでも各校の理念や方向性、価値観によります。
今後の大学入試制度の変更を見据え、このあたりの考え方を再構築する必要もあるかもしれません。
ぜひともこの機会に、御校なりの各種活動のバランスを図ってみてはいかがでしょうか。