これまでもこのブログで何度か採り上げてきた国際バカロレア(IB)。
今回も情報提供程度ですが、記事がありましたのでお届けします。
「国際バカロレア」の履修科目、高校卒業単位に : 教育 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
「国際バカロレア」にはいくつかのプログラムが含まれますが、今回の記事の対象となっているディプロマ・プログラム(DP)は、世界各国の大学入学資格となる教育プログラム。
日本ではこれまで、すべての授業を英語(フランス語、スペイン語)で実施するという条件が厳しく、導入する学校はごく少数にとどまっていましたが、先般の制度改正により、いくつかの科目で日本語での授業も認められるなどの措置が取られました。
各校でお話を伺う中では、これを機に自校にも導入を図りたいのだが…というご意見もお聞きしたのですが、もう一つの大きなハードルが今回の記事の内容。
記事本文にそのことが紹介されていますので引用しておきます。
高校の卒業には通常、85~95単位が必要だが、国際バカロレアのプログラムでは「初級語学」や「ビジネス」などの特別な科目を2年間で45~48単位相当履修しなければならず、高校生の負担が大きかった。
これが今後はこのようになります。
特例措置では、卒業単位に算入できるプログラムの履修科目を現在の20単位から36単位に拡大するほか、英語などの必修科目と総合学習の代わりにプログラムを履修したり、国語以外の教科を英語で学んだりできることなども盛り込む。
なんとこの特例措置、実施時期が8月と書かれています。(今年の8月、ですよね?)
非常に早い対応に少々驚いています。
この措置でIB導入を検討する学校はまた増えるような気がします。
ただ、要件は軽くなったとしても、中身を整えるために相当程度の準備や体制づくりが必要なことには変わりありません。
長期を見据え、同時に現在地をしっかり把握し、方向性を定めていただければと思います。