今朝のニュースを見ながら、役所に勤務していた時代を思い出しました。
男女共同参画…時代背景もあって、当時は大きなテーマとして採り上げられていたように記憶しています。
そのテーマもずいぶん定着した感がある昨今(実際のしくみや意識が伴っているかは疑問ですが)。
女子の大学進学について興味深い結果が出ています。
リセマムより。
女子の大学進学率は長期的に上昇、短大は減少…男女共同参画白書 | リセマム
このたび公表された「男女共同参画白書 平成27年版」において、女子の大学進学率が増加傾向にある一方、短期大学への進学率は減少傾向にある、とのこと。
具体的なデータとして記事に掲載されているものをまとめると以下の通り。
○平成26年度の学校種類別の進学率
・高等学校等への進学率:女子96.9%、男子96.1%
・大学(学部)への進学率:男子55.9%、女子47.0%
→女子の短期大学(本科)への進学率は9.5%(大学との合計:56.5%)
ちなみに、短期大学への進学率は平成6年度の24.9%がピークで、その後減少傾向であると白書は伝えています。
24.9%が直近では9.5%ということですので、その減少率はかなり大きいですね。
これとの比較材料として短大数の推移も調べてみたのですが(統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103)、短大の数が一番多かったのは平成8年度(598校)で、その後は急激に減少し、平成26年度では352校。
推測通りの大きな減少率となっていました。
短大には大学とはまた違った良さ、強みがあるのですが、そのことが世間にはうまく伝わっていないような気もします。
同時に、これは短大に限ったことではなく、今後少子化と人口減が本格化していく中で、どの学校種にも訪れ得る現象と言えるかもしれません。
一定程度の学校数の減少は避けて通れない、そんな大きな少子化の流れ。
その中で、各校が全体のパイを奪い合う構図から、それぞれの強みを活かして永続する形になればと強く願っています。