先週金曜日は今年度2回目の学校経営者育成ゼミ開催日でした。
今回もまたご多忙の中、ご来場いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。
朝のうち残っていた雨も昼前にはすっかり上がり、セミナー前後の時間帯は天候にも恵まれました。
(セミナー開始時の様子です)
今回のテーマは「財務会計」。
特に、学校法人会計の特徴を踏まえつつ、会計情報をいかに経営に活かすか、という観点で3時間半のセミナーをさせていただいたつもりです。
(セミナー途中の風景です)
(セミナー途中の風景です)
今年度から開催時間もやや長めに取らせていただいておりますので、各校の情報交換も多くさせていただきました。
例えば「理事会承認後の決算書はどのように活用されていますか」との問いには、「全く使っていない」という回答もあれば「全学で共有するしくみを持っている」とのご回答まで様々ありました。
このような情報交換が今後の学校運営に活きれば…と願っている次第です。
ご参考までに、今回のセミナーのまとめスライドがこちら。
第1部 学校法人会計の概要
会計一般の特徴:取引をお金とサービスの側面から「記録」したもの
学校会計の特徴:厳格なルール・安全性重視・基本金制度第2部 財務分析をやってみよう
着眼点は「安全性」「健全性」「効率性」「成長性」
タテ・ヨコの比較で分かりやすくなる第3部 管理会計のしくみとポイント
「どの目標に向かって・誰が・どの範囲を」
新基準による計算書類は活用可能
盛りだくさんの3時間半でしたが、ご参加いただいた皆様には概ねご好評をいただきました。
セミナーアンケートにはこんな嬉しいコメントが。
・今まで気にしていなかった管理会計に着目できたこと(が良かった)
・会計だけでなく総合的な観点からの財務会計という考え方が勉強になりました
・ポイントがしぼられていて短時間で効率よかったと思います
ご参加いただいた皆様に感謝しきりです。
会計というものは組織の状態や動きを示す一つの手段にすぎません。
ですので、その情報をまとめることばかりに精を出していると、手段が目的化してしまう危険性が高まります。
むしろまとめあげた情報をいかに活用するか、ということに十分な時間を充て、決算書が経営に活用される組織になっていただきたいと強く願っております。
次回以降も学校経営に役立つセミナー開催を目指してまいります。
引き続きよろしくお付き合い下さい。