新たな1週間の始まり。どのようにお迎えでしょうか。
私は一昨日、某校の授業見学をさせていただいた後、別の学校の体育祭を見せていただきました。充実した週末でした。
さて本日は文科省からの情報です。
平成26年度「学校図書館の現状に関する調査」の結果について:文部科学省
昨年度もこの記事はお伝えしたような気がします。
学校の特色化の鍵として、私は図書館の存在は非常に大きいとふだんから考えておりますので、この記事は見逃せません。
まずは文科省HPに掲載されている、調査結果の概要を抜粋いたします。
(1) 「学校司書」を配置している学校の割合は,小・中学校ではそれぞれ54.3%,53.0%であり前回より増加,高等学校では64.5%であり前回より若干減少している。
(2) 学校図書館図書標準を達成している学校の割合は小・中学校でそれぞれ60.2%,52.3%であり増加している。
(3) 学校図書館に新聞を配備している学校の割合は,小・中学校でそれぞれ36.7%,31.7%であり前回より増加している。
(4) 読書活動の状況については,小・中学校,高等学校でそれぞれ96.7%,88.3%,42.9%であり前回より増加している。
ちなみに、上記の結果は私立も含んだもの。
私立のみの学校司書の配置割合はというと、こんな感じ。
小:42.1%(前回比+4.1ポイント)/中:56.0%(同-0.3ポイント)/高:59.9%(同-0.9ポイント)
公立を上回っているのは中学だけ、という状況です。
この調査では、上記以外にも「蔵書のデータベース化の状況」「ボランティアの活用状況」などの項目についても調査がなされています。
詳細は調査報告をご覧いただければと思います。
今後の大学入試制度を見据えれば、自学のテーマ設定、方法の工夫あるいはその習慣づけのために図書館が果たす役割は決して小さくないように感じています。
経営資源の配分先として、図書館の存在をどのように位置づけるか、これもまた経営シナリオ(戦略)の重要な要素になりそうですね。