リクルートスーツ姿の学生さんを街でよく見かける今日この頃。
こんなニュースを見つけました。
日本経済新聞より。
新卒採用「増やす」34% 地域500調査、地方でも人手不足感 :日本経済新聞
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日本経済新聞社による「地域経済500調査」の結果です。
調査対象は「各地の有力企業」となっているようですが、それでも全体の3分の1がライ春の新卒採用を増やすと回答したとのこと。
特に今回の調査では東北・甲信越・中国地方における労働力の不足感が強い傾向が明らかになっています。
現在就職活動中の若者たちには選択肢が多く存在しているのかもしれませんね。
社会に人材を送り出す側の学校としても、学生生徒の活躍の場が確保できるのは何より有難いことなのではないでしょうか。
この調査でもう一つ興味深い内容が。
人手不足の企業(41%)に対して、その対策を複数回答で聞いた結果が記事に掲載されていました。
「女性が働きやすい職場づくり」…54%
「賃金引き上げ」「高齢者の活用」…ともに46%
私学が想定する内容とは少々異なるかもしれませんが、世間の動きとして頭の片隅には置いておきたいですね。
ちなみに、小売業者のコメントとして
「従業員の有給休暇の消化率などを高めたいが、一層の人手不足を招きかねない」
というものも紹介されていました。
有休消化については学校現場でも悩ましい課題ですよね。
人材は経営資源の中で最重要の要素である一方、採用増や職場環境の整備は経営のコスト増にもつながるため、慎重な判断が必要です。
各業種で人手不足感のある中で優秀な人材を調達することは決して容易なことではないと思いますが、中長期を見据えた計画的な採用と人事を進めていきたいものですね。