大型連休もいったん昨日で終了。
皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか。
学校のイベントが目白押しだった、という方もいらっしゃることと思いますが、
時には疲れをいやし、また気持ちをリフレッシュすることも大切ですので、
この休暇あるいはその前後がその機会になっていればと願っております。
さてこのブログも久しぶりの更新。
今日は主な新聞の休刊日ですので、少し以前の文科省からの情報発信を共有させていただきます。
「児童生徒の安全に関する緊急確認調査の結果を踏まえた措置に係る調査」結果について:文部科学省
この調査の対象について、上記文科省ページでは次のように書かれています。
国公私立の小学校,中学校,高等学校(ただし,通信制課程を除く。),中等教育学校又は特別支援学校(ただし,小学部,中学部及び高等部に限る。)に在籍する児童生徒であって,次のいずれかに該当するもの
(1)「児童生徒の安全に関する緊急確認調査について」(平成27年2月27日付け事務連絡。以下「先行調査」という。)において,2月27日時点で,学校において7日間(授業日)以上連続して連絡が取れず,その生命又は身体に被害が生ずるおそれがあると見込まれた児童生徒(類型1)
(2)(1)に該当するもののほか,先行調査において,学校外の集団(成人が主たる構成員であると思われるものを含む。)との関わりの中で,その生命又は身体に被害が生ずるおそれがあると見込まれた児童生徒(類型2)
そして、本調査対象児童生徒の平成27年4月13日時点の状況について、このたびその総数・校種別・男女別・類型別内訳が公表されました。
その主な内容について以下、転記させていただきます。
【類型1について】
・総数:232名。
うち小学校:49名、中学校:112名、高校:66名、特別支援学校:5名。
この中で、被害のおそれが解消したと考えられるものが189名。
・都道府県別には大阪が最多(48名)。
以下静岡、東京、福岡、千葉・京都の順に多くなっている。
【類型2について】
・総数:168名。
うち小学校:25名、中学校:131名、高校:9名、特別支援学校:3名。
この中で、被害のおそれが解消したと考えられるものが121名。
・都道府県別には静岡が最多(26名)。
以下大阪・青森、愛知、神奈川・福岡の順に多くなっている。
子どもたちの安全、というテーマは学校にとって非常に重要性が高いものですが、それは通常、施設設備の整備あるいは登下校時の交通等に関して語られることが圧倒的に多いところ。
ですが、今回の調査は日常的な生活・家庭等における安全が脅かされている事案についてのもの。よりいっそう、背筋が寒くなります。
悲しいことではありますが、これに類する事件が現実に起こっていることからしても、子どもたちの安否確認そのものがこのような調査で明らかにされざるを得ないのでしょう。
今回の調査は当然私学も含んだものとなっています。
学校の役割をどこまでと考えるべきか、非常に難しい問題ではありますが、少なくとも関われる範囲において、子どもたちの豊かな未来を守るために力を注ぐ必要があるように感じました。
奇しくもこの大型連休を過ぎた時期には、子どもたちにそれまでとは異なる変化が起こることが多いようにも聞いています。
命あっての物種、ぜひその安全確保に今一度意識を高めていきたいものですね。