今年度の学校基本調査の結果がまとまったそうなので、本日はその内容をご紹介します。
文科省HPより。
学校基本調査-平成26年度(確定値)結果の概要-:文部科学省
大雑把にだけつかみたい、という場合には「平成26年度学校基本調査(確定値)の公表について」の冒頭2ページ分に記載がありますのでそちらをご覧いただくのが手っ取り早いでしょう。
このブログでは、あと少しだけ情報を拾ってまとめてみることにします。
ご参考になれば幸いです。
【在学者数】
幼稚園:155万7千人(前年度より2万6千人減)…平成後の過去最低
小学校:660万人(同7万7千人減)…過去最低
中学校:350万4千人(同3万2千人減)…過去最低
高等学校:333万4千人(同1万4千人増)
特別支援学校:13万6千人(同3千人増)…過去最高
専門学校:58万9千人(同2千人増)…5年連続の増加大学全体:285万6千人(同1万3千人減)…3年連続の減少
【教員数】
幼稚園:11万1千人(前年度並)
小学校:41万6千人(前年度より1千人減)
中学校:25万4千人(前年度並)
高等学校:23万5千人(前年度並)
特別支援学校:7万9千人(前年度より1.6千人増)
専門学校:3万7千人(同400人増)大学全体:18万1千人(同2千人増)
【卒業後の状況】
○高等学校(全日制・定時制)卒業者
卒業者に占める就職者の割合:17.5%(同0.6ポイント上昇)…4年連続の上昇
大学(学部)進学率(過年度卒を含む):51.5%(同1.6ポイント上昇)…過去最高
高等教育機関への進学率(過年度卒を含む):80.0%(同2.1ポイント上昇)…過去最高
大学・短大入学志願率:60.4%、専門学校進学率:17.0%(いずれも前年度と同じ)○大学(学部)卒業者
大学院等への進学率:12.6%(前年度より0.4ポイント低下)…4年連続低下
卒業者に占める就職者の割合:69.8%(同2.5ポイント上昇)…4年連続上昇
「正規の職員等でない者」+「一時的な仕事に就いた者」+「進学も就職もしていない者」=10万5千人→安定的な雇用に就いていない者の卒業者に占める割合:18.6%(前年度より2.1ポイント低下)
少子化がどんどん現実になってきています。
そして、安定的な進学や就職への志向も強まっているように感じます。
これからの学校のカタチは、良かれ悪しかれ、これまでとは異なるものにならざるを得ないのではないでしょうか。
御校の未来を具体的に描き、実現することが求められそうです。