新入生募集がどうなるのか、特に気になるこの時期。
そんな中で、こんな記事が目に留まりました。
リセマムより。
満足度No.1塾を発表…イード・アワード2014 塾 | リセマム
リセマムさん自身の調査結果です。
少々話は逸れますが、この「イード・アワード」はいろんなジャンルで実施されているようで、
「満足度No.1はポピー、Z会、チャレンジタッチ…イード・アワード2014 通信教育」
「満足度No.1はCOCO塾とNOVA WEB留学…イード・アワード2014 英会話スクール」
「満足度No.1幼児教室、2年連続で七田チャイルドアカデミーとカワイ音楽教室が受賞」
など、さまざまな結果が発表されているようです。
その中でこの記事は「塾」というジャンルに関するもの。
塾、と一口に言ってもいろんな形態がありますから、さらにいくつかのカテゴリに分けて満足度を調査されています。
ちなみにそのカテゴリは「小学生」「中学生/集団指導」「中学生/個別指導」「高校生・大学受験生/集団指導」「高校生・大学受験生/個別指導」「高校生・大学受験生/映像授業」の6つ。
これらのカテゴリごとに、さらに着眼点を分けて調査しておられまして、「講師が良い塾」「教材が良い塾」「授業がわかりやすい塾」「面倒見の良い塾」「成績が上がる塾」「学費の満足度が高い塾」「受験・進学情報充実の塾」「子どもが好きな塾」の各部門賞とともに、「最優秀賞」が発表されています。
ただ、各部門賞と最優秀賞、全部でのべ9塾の名称が掲載されているのですが、同じ名前が多くを占めているのが残念な気もします。
例えば「中学生/集団指導」では、最優秀賞を受賞した第一ゼミナールさんが部門賞のうち7つを受賞され、「学費の満足度が高い塾」部門のみ臨海セミナーさんが受賞されている、という具合。
塾は寡占が進んでいる業界ですので、これもやむを得ない結果なのかもしれません。
さてこの記事を拝見する中で、部門賞に設定されている8つの着眼点はまさに私学でも同様に考えうるのではないか、と気づきました。
「講師」…教員が良い学校。
「教材」…教材が良い学校。
「授業」…授業が良い学校。
「面倒見」…面倒見が良い学校。
「成績」…成績が上がる学校。
「学費」…学費の満足度が高い学校。
「受験・進学情報」…進路情報が充実している学校。
「気に入り度」…子供が好きな学校。
御校で実施している学校評価の着眼点がこれらに対応しているなら、おそらく経営改善に大きな役割を果たしうるでしょう。
もちろん、着眼点は決してこれだけではないでしょう。
御校の満足度を測るにふさわしい設問を考えてみるのもまた、御校の特色化につながる活動と言えるのではないでしょうか。