寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

小規模校の意外な特徴

明日の午後、今年度最後の弊社主催セミナーを実施いたします。

詳細はこちらをご覧ください↓


比較的小規模の学校法人におけるマネジメント|株式会社 ワイズコンサルティング

 

小規模校という言葉が具体的にどの程度の規模を指しているのか、明確な定義はありません。

ただ、今回お申込みを頂いた学校法人さんの規模を調べてみたところ、学生生徒数が1,000名程度の学校さんが多くなっています。

一方で、日本私立学校振興・共済事業団刊「今日の私学財政」では、生徒規模別の財務データ比較を行う際の括りは600人刻みになっており、「~600人」「~1,200人」「~1,800人」「~2,400人」「2,400人超」の5カテゴリに分かれています(高等学校法人の場合)。

このように見てみると、生徒数1,000名というのはまさに「比較的」小規模なのであって、最小規模のカテゴリではないことが分かります。

 

そして興味深いことに、この「比較的」小規模校というのが「最」小規模校とは財務上の特徴が全く異なっています。

私も今回、いろいろ調べてみて初めて知ったのですが、実は「最小」規模校と「最大」規模校のほうがむしろ似ていると言える特徴があったりもします(もちろんそればかりではありませんが)。

詳しくは明日のセミナーで触れるつもりなのですが、データをいろいろ読んでいると興味深いことがたくさん出てきて、個人的には面白さが増幅しております。

ご参加予定の方、ぜひ楽しみにしておいてください。

 

規模というのは学校経営にとって非常に大きなファクターです。

それは先に触れた財務=「お金」のことだけでなく、他の経営資源である「ひと」「もの」についても同様です。

自らの規模を今後に向けどのように設定するのかは、学校にとって将来シナリオの肝になるところ。

ぜひこの機会に、自校の規模の設定について改めてお考え頂ければと思います。