寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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学生の就職・採用に関する調査について

今日は手短に、就職関連のニュースをご紹介いたします。

厚労省からの情報提供です。

 

学生の就職・採用に関する調査について:文部科学省

 

概要は次の通り。

1.大学等における学生の就職・採用活動に関する調査について

《平成27年3月卒業・終了予定者の就職活動の状況について》
○ 学生の就職活動期間:約8割が前年とあまり変化はない、と回答。
○ 企業の広報活動及び採用選考活動:前年との比較において「あまり変化はない」との回答が最多。ただし採用選考活動においては「早まっている」との回答が約3割を占めた。
内々定の時期:「あまり変化はない」55.8%、「早まっている」36.9%。
○ キャリアカウンセラーを配置し、学生等への就職相談を実施している大学等の割合:65.8%。配置した大学等の92.7%が「効果あり」と回答。
○ 企業の協力を得て行うキャリア教育としての学内セミナー:82.7%の大学等が既に実施しているか、又は今後の実施予定があると回答。
インターンシップの強化・充実等:61.7%の大学等が既に行っている又は行う予定があると回答。
《平成28年3月卒業・終了予定者(就職・採用活動時期の後ろ倒し後)の就職活動への対応の準備状況について》

○ 前期・春学期試験等の学事日程の変更の要否について:74.6%が「見直す必要はない」と回答。

 

2.民間企業における学生等の採用活動の状況に関する調査について

○ 平成28年3月卒業・修了予定者については、88.8%(1,092社)の企業が学生等の採用を行う予定であると回答。
○ 学生等の採用予定がある1,092社のうち、就職・採用活動時期の後ろ倒しについて、「既に準備が完了している」11.0%、「これから準備に取り組む段階である」83.4%。合計で94.4%の企業が採用活動の後ろ倒しを行うことが見込まれる。
○ 大学等が行うキャリア教育の一環としての学内セミナーへの協力依頼に対し、72.4%(891社)が「積極的に」あるいは「可能な範囲で」応じていると回答。
○ 日本人の海外留学経験者については、37.8%(465社)が、「積極的に採用している」あるいは「今後、積極的な採用を予定している」と回答。また、約1/3の企業が就職・採用時期の変更は海外留学経験者の採用拡大につながると回答。
インターンシップについては、41.1%(506社)が実施していると回答。また、このうち342社(67.6%)は、就職・採用活動時期の後ろ倒しに伴う実施時期の変更は予定していないと回答。

 就職活動時期の後ろ倒しに関するニュースはここのところいろいろ出てきていますが、企業側はインターンによって青田買いのめどを立てたいとして動いてきている様子が報道されています。

学業の修養と就職活動の望ましい接続時期がどこにあるのかというのはなかなかの難題ですが、今後の動向を見守りたいと思います。