少しネタが古くなってしまいましたが、1週間ほど前のニュースから、夏の賞与に関する記事をお届けします。
朝日新聞より。
夏ボーナスの平均、3%超の伸び 23年ぶり:朝日新聞デジタル
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厚生労働省が発表した、今年夏のボーナスの平均。
前年比3.1%増の370,550円で2年連続の増加となりました。
しかも3%を超える増加は1991年夏(前年比6.3%増)以来、23年ぶりとのこと。
この調査はパートを含む労働者が5人以上いる事業所約3万3千事業所を調べたものですから、企業規模を問わず、夏の賞与は前年よりも支給額が上がったケースが多かったものと思われます。
とはいえ、やはり業績回復→賞与増の中心は大手企業であり、私の周辺でも景気のいい話は限定的です。
私学の顧客=家計が等しく潤った、とみるのは早計かもしれませんね。
ちなみに産業別では、不動産・物品賃貸業(11.8%増)、製造業(10.5%増)、建設業(10.0%増)の増加幅が大きく、絶対額としては情報通信業が最多(653,599円)、逆に最少は飲食サービス業(66,033円)とのことです。
そして、教育・学習支援業は前年比0.1%増の497,894円。月数にすると1.33ヶ月でこれは前年と同じ値になっています。ほぼ横ばい、ということでしょうか。
より細かい資料をご覧いただく場合にはこちらをご参照ください。
毎月勤労統計調査 平成26年9月分結果速報及び平成26年夏季賞与の結果|厚生労働省
どの私学にとっても人件費は重要な経営課題といえるのではないでしょうか。
自らの組織に合った人件費施策をお考え頂ければと思います。