今日は部活動関連のニュースをお届けします。
NHKニュースより。
夏の甲子園、いつも盛り上がっていますよね。
私も夏の帰省の際に友人と必ず話す話題が甲子園の話題。
野球経験者でもないのに、外野からワイワイと騒がせていただいています。
その甲子園で最近特に話題になっているのが選手の健康管理。
軟式野球でもすさまじい延長を戦ったチームの話題が今夏は大きく採り上げられました。
個人的には「タイブレークって興味半減だなあ…」と思うのですが、それでも健康管理には代えられない、とも同時に感じています。
そしてこの話題でふと頭をよぎったのは、部活動の在り方について、です。
私学にとっては魅力化のひとつとして重要な存在であることも多いこの部活動。
その一方で、学業と部活動の関係性について悩む私学も多く存在しています。
子どもたちの健康管理や疲労感といったようなことはもちろん、教職員の残業問題、さらには進学実績と部活動の制限の綱引き等々、その観点は多様です。
そして個々の教職員によって見解がまちまちであるどころか、互いの主張が強烈な平行線をたどりやすく、組織の一枚岩化への大きな障害になることもあると感じています。
お互いの主張にはきっと自らの経験も大いに関係しているのでしょう。
私自身、特に高校時代は部活動漬けの毎日でした。
入部時には県内で最弱と言われた母校のバドミントン部。
ですが、私自身は高校入学と同時に、中学時代と同じその部に入ることを決めていました。
中学時代には選抜大会に一度も出られなかった悔しさもあり、周囲の同級生(経験者)を勧誘しまくって、勝てる部になりたいと放課後はせっせと部活動にいそしみました。
その結果、決して華々しくはないものの、高校総体(インタハイ)県予選では団体ベスト8に。
もはや弱小とは呼ばせないと、意気揚揚だったのを今でも鮮明に覚えています。
そしてその部活動が大学受験の成功にもプラスに影響したと思っています。
このような経験をしているからか、私自身は部活動も忍耐力や成功体験、人との交わりなど、人格形成において非常に重要な役割を果たしているから、決して否定したくはないと思うのでしょう。
ですが、学校生活も当然時間的な限りがあります。
私学は特に、その学校生活においてどんな時間の使い方をするのか、学校としての方針を明確にする必要があります。
そしてそのことが、その学校に来たいと思う生徒たちの気持ちを決めることになるはずです。つまり、いわゆる募集対策としての重要性がそこにあるということです。
部活動の在り方は私学の特色を形成する重要な要素であることは間違いありません。
学内での積極的な議論と決着を期待したいと思います。