寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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高学歴化進めば人口激減?

少し古い記事ですが、気になっていたものをご紹介いたします。

朝日新聞より。

 

高学歴化進めば人口激減? 安倍首相地元の山口:朝日新聞デジタル

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何度も問題提起されつつも、学歴というものさしに偏った評価がなされ続けている教育の成果ですが、その学歴を上げることが地元人口を減らしてしまうというショッキングなニュース。

言われてみればもっともなことです。

私の出身地である富山でも同じことが言えるのではないかと感じました。

 

記事の内容を要約しますと、

山口県内の高校から大学に進む約6千人の大半が県外に流出

・大卒後に県外就職する人の方がUターン組よりも多く、県の22~23歳は年500人規模で減少

・一方、高卒就職者では県外流出は300人にとどまる

山口県は製造業が多く集積し、生産現場で働く人の割合が高い

・事務職や専門的な技術職など高学歴者向けの職場の確保が求められている

といったところでしょうか。

 

記事で紹介されているデータでは、山口県における25~39歳の男性の最終学歴が大学・大学院卒である割合は29.1%で、全国平均の37.1%よりは低くなっています。

この率が上がると、より一層県外への流出が多くなってしまう…という危機感が感じられるレポートになっています。

 

私自身、地域を盛り上げていく拠点のひとつが学校だと考えています。

これは公私問わずそうであろうと。

その際、学校は「場の提供」は「ボランティア活動」が地域貢献の最たることだと考えがちですが、それよりもむしろ、「その地域の人を育てる」ことが本分と言えます。

この点からすると、いわゆる成績に直接関係しない、地元の産業のことや地域の人たちのことを学校では扱えているのだろうか、それは特に私学に言えることでは…と感じています。

形式はいろいろあると思いますが、そのようなことを学ぶ機会がもっとあってもいいのではないでしょうか。

 

もうひとつは大都市圏への集中の懸念です。

この資料が分かりやすいでしょうか。ちょっと古いのですが。

総務省|平成24年版 情報通信白書

冒頭にこう書かれています。

三大都市圏の人口が総人口に占める割合をみると、三大都市圏が総人口に占める割合は、従前から一貫して増加傾向にある。特に、その多くが東京圏のシェア上昇分である。
 一方で、過疎化が進む地域をみると、同地域全体の平均の人口は2005年の約289万人から2050年には約114万人に減少すると推計され、減少率は約61.0%と見込まれる。これは、全国平均の人口減少率(約25.5%)を大幅に上回る。
 このように、我が国においては、三大都市圏への人口集中と過疎化の進展が並行して進むことが想定される。

公立校の統廃合も進んでいます。

私学は今後を見据えた「地域での在り方」を考える必要がありそうです。