本日は、昨日お届けできなかった文科省からの情報についてお届けします。
平成25年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】:文部科学省
この調査も公立校対象のものなのですが、学校現場におけるICTの普及はかなり進んできていることが分かります。
概要を示しますと以下の通り。
● 学校におけるICT環境の整備状況の推移
①教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数…6.5人(前年比変わらず)
②教員の校務用コンピュータの整備率…111.1%(同3ポイントup)
③普通教室の校内LAN整備率…85.6%(同1.2ポイントup)
④超高速インターネット接続率…79.0%(同3.6ポイントup)
⑤電子黒板の整備状況…82,375台(同10,207台増)
⑥実物投影機の整備状況…159,938台(同18,540台増)
⑦タブレット型コンピュータ台数…72,685台(同36,400台増)
私自身が特徴的だと感じているのは電子黒板とタブレット。
電子黒板は2010年度から一気に増加し、タブレットは直近調査で前年比倍増、という結果になっています。
いずれも私立ではどの程度の普及率なのか、気になるところです。
そして都道府県別では、特徴のある施策を次々打ち出している佐賀県(というよりも武雄市、でしょうか)が一気にその数字を伸ばしています。
公立校の場合は、自治体がその決断をすると一気にこれらの数値が上がると推測されますが、私学はあくまで各校の判断。
また実際にこれらのことを実現するにしても相応のお金がかかりますから、各校の懐事情が大きく関わってきます。
それでも公立校がどんどん普及を進める中で、私学もICT活用については一定の考察が必要なところでしょう。
またこの調査、「教員のICT活用指導力」についても調査を行っています。
こちらも先ほどの調査項目同様、全国平均値も順調に伸びており、かつ佐賀県は先進導入自治体として教員の皆さんも一生懸命その技術の習得を進めている様子が伺えます。
ICTに限らず、よりよい教育環境のために自己研鑽を行う姿勢は失いたくないものです。
より詳細な情報はこちらからどうぞ↓
平成25年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】
なお、現段階では「速報値」ということになっていますのでその点はご留意ください。