お盆の前後に文科省からもいろいろ情報が流れていて、このブログで扱いたいネタもいろいろ出てきています。
それはまた別の機会に譲って、本日は学校司書に関するニュースをお届けします。
「学校司書」全校配置に期待 本に親しむ子供、教育にも活力+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
記事には先進事例として東京都荒川区のケースが掲載されています。
その中で同区の学校司書さんのこのようなコメントが紹介されています。
「人がいないと、図書館はあらゆる意味で活性化しない」
そして、その司書さんが配置されている学校の副校長のこんなコメントも。
「司書が常駐することで、本を借りることが日常化する。
結果的に学力も付くので、現場としてはありがたい」
この発言のひとつの根拠として、「(平成)22年の全国学力テストでは、配置校が正答率で未配置校を上回った」との事実が記事の末尾に記されていました。
私もこれまでに伺った学校で、図書館に司書を配置され、そのことが学校全体を活性化させている事例を知っています。
その一方で、図書館司書の存在がクラスに配置されている教員と連携がなされず、あるいは両者の理解が進んでいないために有効に機能していない事例もあるように感じています。
そこには「主要教科の授業至上主義」と言えばいいのか、それ以外のことに時間を取られまいとしてしまう進学実績偏重の学校運営も見え隠れします。
今回の記事は公立を対象としたもの。
ですが、なおのこと私立校は司書の活用について考えるべきではないでしょうか。
今回の記事に書かれていた内容の一部を引用し、本日のこのブログを閉じたいと思います。
「学校司書が入ることで、学校の景色が変わる。
読書量が増え自分でものを考えるようになり、子供たちが好奇心を燃やし始める」
「教え込まれる教育から、自分で学び取っていく方向に、子供たちが変わってくる。
それは(中略)国際的に有能な人材を育てる道でもある」
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