本日はちょっと気になるニュースをお届けします。
先生方の平均年齢の話です。
朝日新聞より。
教員の平均年齢、小中高で低下 大量採用世代が退職:朝日新聞デジタル
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当該記事に掲載されているグラフを見れば一目瞭然なのですが、
これまでずっと上昇を続けてきた教員の平均年齢が下がり、
全体としては若返りが図られた、というこのニュース。
この点については、うん、よかったですね、という感想なのですが。
問題は記事の後半です。
それは、約10年前と比べると年齢構成も変化した、との内容。
内容をかいつまんでお伝えすると、
・2004年時点の小学校
40代後半=22.1%、50代後半=10.9%、20代後半=6.8%
↓
・2013年時点の小学校
50代後半=18.6%、20代後半=11.4%、30代後半=10.2%
という構成に。
ひとことで言えば、中堅層が薄くなっているわけです。
学校現場は体力と経験値がいずれも充実している30代から40代が最も大きな力を発揮できる職場ではないか、と感じます。
がその年齢層が薄くなっているというのは少々不安を感じます。
今後の採用の際には留意したいところですね。
ちなみに、このニュースの原典はこちら。
学校教員統計調査-平成25年度(中間報告)の結果の概要:文部科学省
内容盛りだくさんです。
このブログに記したいこともたくさん載っているのですが、
長くなりすぎますので日を改めることにします。
ひとつだけ、産経新聞のニュースになっていたこちらをご紹介して本日のブログを終えようと思います。
教育現場で負担増大? 精神疾患で教員641人退職 平成24年度 - MSN産経ニュース
記事には「いじめ問題や保護者への対応など、教員にかかる負担が増大しており、メンタルヘルス対策が必要」との文科省のコメントが紹介されています。
先日開催したセミナーでも採り上げたこのメンタルヘルス、学校現場の大きな課題であることは間違いないようです。