寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

教員の養成・採用・研修の改善に関するワーキンググループ

少し久しぶりになってしまいますが、文科省の審議会情報をお届けいたします。

文科省HPに先週末アップされた資料にリンクを張ります。


教員養成部会 教員の養成・採用・研修の改善に関するワーキンググループ(第2回) 配付資料


このワーキンググループの設置目的は、この機関が発足した初回会合でグループ主査が発言した内容によれば

「教員の養成・任用・研修、全ての分野について、学び続ける教員像の実現のためにという、大きく言えばそういう理念が背景にある」

ということのようです。

学び続ける教員像の実現。

非常に大切なことではありますが、少々息苦しさを感じるテーマでもあります。


このワーキンググループが初回会合を開いたのが今年の5月2日。

そして今回アップされた資料が配布された第2回会合は6月9日の開催。

直近では7月9日に第3回の会合が持たれています。

いつもながら議事録と資料のアップは遅れ気味のようですが。


ただ今回の資料には示唆に富むものが含まれています。それがこの2つです。

参考資料4-1 教師としての資質能力(鹿児島大学教育学部)

参考資料4-2 教職員のキャリアステージにおける人材育成指標(横浜市教育委員会)

前者は教員として備えるべき資質を整理したもの。

後者は教員としての到達すべき目標を整理したもの。

両者とも、表1枚にきれいに整理されており、有用な資料だと感じました。


このワーキンググループ、文科省としての論点の主眼は、今後の学制改革を念頭に置いた教員免許の論点整理だと思われますが、そのことを考えるにあたっての参考資料として示された先の2つの文書。

それぞれ「教員としての資質としてどのようなものが必要か」「その資質を養うための目標管理としてどのようなしくみが適切か」が示されており、これらは私学においても有効に機能するように思います。

(ただし、私学の場合にはここに「学校経営」の観点が必要だとも同時に感じます)


人材育成はどの組織においても非常に重要なテーマです。

ぜひ御校の論点整理にも役立てていただければと思います。


(文責:吉田俊也)



【学校経営セミナー 第5回】

 教育現場における人事労務トラブル事例と対応策

  日時:2014年8月1日(金)14:00~16:00

  場所:NSEリアルエステー堺筋本町

     〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町2-2-15

    (大阪市営地下鉄 堺筋線 堺筋本町駅 17番出口 徒歩約30秒)

  受講料:2,000円(消費税込)(当日払)

  お申込みは FAX(06-6484-7518)/電話(06-6484-7513)/メール(ys-yoshida@festa.ocn.ne.jp)へどうぞ。