先週金曜日は弊社主催の学校経営セミナーの第2回開催分を無事実施させていただくことができました。
今回も定員近くのご参加者様に恵まれ、活気のあるセミナーとなりました。
ご参加いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
今回のテーマは「経営分析と管理会計で学校経営の課題を発見する」。
冒頭、参加者各位にとある学校法人さんの決算書を3分間目を通していただき、気づいたことをグループで共有するというワークを実施したのですが、まだ研修の内容には一切触れていないこの段階で、決算の状況について的確な指摘をされる参加者さんがいらっしゃって、そのお力とご経験の多さに驚きました。
その一方で、決算書を読むことにまだ不慣れであったり、役割上決算書の細かいところまであまり見たことがない方も当然いらっしゃるわけで、そのような方には非常に苦しいワークだったはずですが、それでも個々の感想をしっかり述べておられて、冒頭から非常に熱のこもったセミナーとなりました。
今回のセミナーの目的について、私なりに最も大切にしたかったのは
「経営分析は誰にでもできるものであって、その材料を使って経営判断をよりよいものにしていただく」
ということだったのですが、この点についてはセミナー中の皆様の表情から一定程度の手ごたえを感じることができ、有り難く思いました。
それでも、終了後のアンケートに「自分にも経営分析ができると自信が沸いた」とのコメントをお書きいただいた方がいらっしゃったことが心底嬉しかったです。
分析、と名のつく事柄は少し敬遠しがちなところですが、今回セミナーで紹介した「タテの比較」「ヨコの比較」をうまく組み合わせて、自校なりの着眼点を持てばそれもそんなに難しいことではありません。
特に、予実比較の重要性に関しては私自身、声を大にしてお伝えしたいところで、そのために予算編成の重要性、そして学校における管理会計の導入についてもセミナーでは触れさせていただきました。
管理会計、という言葉自体が学校においてはまだまだ馴染みがないところかもしれませんが、この点についてもセミナー後アンケートで「管理会計の重要性が理解できた」とのお言葉をいただき、我が意を強くしたところです。
手間を最小限にしつつ、着実に経営改善を進めるための管理会計をぜひともたくさんの学校で導入していただきたいと願っています。
今回は特に初参加の方々から心強いメッセージをたくさんいただき、主催者としては嬉しさ倍増のセミナーとなりました。
これからも皆様にお役にたてるように最大限力を尽くしていきたいと思っています。
ちなみに次回は7月11日(金)の開催予定。
テーマは「これだけは気をつけたい!給与制度改正のポイント」。
給与制度を変える、見直すといったケースは最近特に多くなってきているように思います。給与制度の特徴を踏まえつつ、その改正の際の注意点についてお届けする予定です。
参加費もお安く抑えておりますので、皆様お気軽に足をお運びください。
(文責:吉田俊也)