※お詫びとお知らせ
昨日掲載したセミナーお申込みメールにエラーが出ているようです。
ご連絡いただいた方には大変申し訳ないことですが、
以下のメールに再度ご連絡いただけますでしょうか。
ys-yoshida@festa.ocn.ne.jp
復旧に時間がかかる可能性がありますので、お申込を含めご連絡の際には
こちらのメールまでお願いいたします。
お手数をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。
本日のニュースは朝日新聞から。
記事によれば、大阪府下の府立高校や支援学校など計167校について、電力供給について関西電力以外も含めた一般競争入札を実施することになったとのこと。
電力の調達先が自由化されて数年が経過するわけですが、関電管内の新電力の電力販売量のシェアは5%前後とのこと。
府立校でも現在は関電と随意契約を結んでいるものの、電力供給のあり方に議論が及ぶ中で、現状を変えていこうというのが意図のようです。
公立校に限らず、学校において電力消費あるいは光熱水費というのは無視できない経営要素です。
ところが、既存取引先からの変化を避けようとするあまり、その見直しがうまく進まないというケースがよくあります。
実は私自身も、以前の同僚から新規電力供給会社の紹介を受け、そのしくみとコストダウン幅に衝撃を受け、お付き合いのある学校法人さんに「お話だけでも聞いてみてはいかがですか」とおすすめしたのですが、結果的にはその機会は一度もありませんでした。
もちろん、新たなしくみのほうが優れているとは限りませんので、検討されたうえで見送られたのであれば何ら問題はありません。
が、例えば「多忙のため検討すらできなかった」「面倒な仕事が増えるから検討しないでおこう」といったことがその理由であるなら、それは学校の未来にとって由々しき問題であると感じます。
これは学校に限った話ではなく、どの業界でもありうることではありますが、学校においては特にその傾向が強いようにも思いますので、くれぐれも留意せねばなりませんね。
その一方で、電力供給については安定性が非常に重要な要素です。
これも私の経験談ですが、私の住むマンションで関電に代わる電力供給会社の参入希望があり、これを管理組合の理事会で検討した際に、やはりその電力供給には想定しておくべきリスクがあることも分かり、検討結果、その導入を見送ったことがあります。
当時、私も理事の一員だったのですが、資料や担当者のお話からマンション全体の契約切替には賛成できなかったのが事実です。
ですから、電力供給会社を変えることが是であるか非であるかは、あくまでも経営判断次第、というふうに考えています。
改めて、今回の記事で感じたことを端的に言うならば、
・学校という場の安全性や安心感のためには電力供給会社をどう選ぶかは重要。
・学校財政において光熱水費が占める割合は決して低くない。
・目の前の仕事に埋もれるのではなく、長期を見据えて重要性の高い仕事にこそ時間を割くべき。
といったところでしょうか。
個人的に気づきの多い記事でした。
(文責:吉田俊也)