昨日発表されたニュースです。
文部科学省HPより。
平成26年度スーパーグローバルハイスクール公募申請状況について
先週末にあたる2月14日で申請書類の受付が締め切られていますので、今回発表された数字が申請数としては確定数値となります。
申請数は合計で246校。うち国公立が127校、私立は119校となっています。
近畿圏では、
大阪…国公立13・私立8
京都…公立5・私立4
兵庫…国公立11・私立4
奈良…公立2・私立1
といったところ。やや公立が多い印象でしょうか。
改めてスーパーグローバルハイスクール、いわゆるSGHについて概要を振り返っておきますと、こちらの資料がまとまっています↓
要するに、大学との連携、あるいは企業や国際機関から人材・プログラム等の提供を受けながら、グローバル人材の輩出を目指した教育を実践するというもの。
SGHが実施する主な取組として資料に挙がっているのは、
•グローバル・リーダー育成に資する課題研究を中心とした教育課程の研究開発・実践
•グループワーク、ディスカッション、論文作成、プレゼンテーション、プロジェクト型学習等の実施•海外の高校・大学等と連携した課題研究に関するフィールドワーク、成果発表等のための海外研修
•帰国・外国人生徒の積極的受入れ、大学との連携を通じた外国人留学生とのアカデミックなワークショップ
•大学との連携を通じた、課題研究内容に関する専門性を有する帰国・外国人教員の活用
といったもの。
どんなカリキュラムになるのか、興味津々です。
そして、指定された高校には1校当たり年間1,600万円までの支援額が配分されます。
その一方で、指定4年目以降には以下の着眼点による検証がなされます。
(1)国際化に重点を置く大学へ進学する生徒の割合
(2)海外大学へ進学する生徒の人数
(3)課題研究が大学選択に影響を与えた生徒の割合
(4)大学在学中に留学・海外研修に行く卒業生の数
評価がこれらの数字でなされることにある程度理解はできますが、生徒の進路を誘導しない教育であってほしい、とも願っています。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に続いて今度はSGH。
今回の申請校の顔ぶれを見ると、両方の制度を実施する学校も少なからずありそうです。
各校とも、自らの方向性を明確にして、選ばれる学校になっていただきたいと思います。
(文責:吉田)