2月が始まりましたね。
進行年度から新年度への衣替えの準備の頃。
日々のことに忙殺されてしまいそうですが、将来のこと、しっかり考えておきたいですね。
さて今日は先週発表されたこのニュースから。
まずは日経。
そして毎日。
さらに朝日。
(朝日新聞の記事は会員登録がなければ全文読めません。ご容赦ください)
ちなみに、東京大学から出されている案内はこちらになります↓
新聞記事を読んでみても、また東大から出された資料を見てみても、求められるレベルはかなり高いものになっているので、これまでの概念での推薦入試とはかなりイメージが違います。
が、本来の推薦入試というのはこういうものなのかもしれませんね。
ちなみに、この入試の流れ、こうなるようです。(2016年度入試の場合)
15年11月上旬:願書受付 → 書類選考 → 12月に面接 → 合格内定者決定
→ 1月のセンター試験の基準点を超えれば正式合格 → 2月上旬に通知
この中で、センター試験の得点目安は8割以上。なかなか大変です。
最低限の基礎学力は求めつつ、単に試験で点を稼ぐのではなく、
よりポテンシャルの高い人材を求めている、といったところなのでしょうか。
以前のブログでも書かせていただきましたが、入試というのは
「その学校が求める人物像」
を浮かび上がらせる、いわば学校にとっての最大のマーケティングになります。
どんな人材を求め、その人財をどのような形で社会に送り出すのか。
学校の本来の役割を考えれば、単なる募集対策として入試制度を考えるのではなく、
学校全体で入試の趣旨を共有・理解し、最大限の力を注いで作問・採点することが
何より重要な気がします。
今回の東大の入試改革はまさに「東大の在り方」を世間に打ち出したものです。
入試がまさに行われているこの時期ではありますが、次の入試、
あるいはその次に向けて、ぜひ御校でも入学試験の在り方を検討されてはいかがでしょうか。
(文責:吉田)