先日から経済指標がかなり多く報道されています。
そこで今日はその中のいくつかを採り上げてみたいと思います。
中には少し時間が経ってしまったものもありますがご容赦ください。
出典はすべて日経で、コメントは記事から一部引用しています。
→相次ぐ台風が消費を抑えたことに加え、住宅の駆け込み購入が9月末で一巡。消費増税後の景気を不安に感じる声も出始めている。
→円安が追い風、懸命の改革努力も実ってきた。一方で誤算の決算となった企業も。全体では好調ながらも、まだら模様の残る決算だ。
→年率3.8%増だった前期に比べ伸び率は縮んだ。成長率を押し上げてきた消費や輸出に一服感。
→農産物や畜産物の価格上昇で食料品売上高が伸び、衣料品の不振を補った。
(最後の記事だけが有料会員限定となっております。ご容赦ください)
→改善した理由として円安、公共投資の増加。景況感と業績の改善を背景に、14年度に月例賃金や一時金の引き上げを検討するトップは25%。
1つめの「街角景気」と5つめの「景況感」はいわゆる「主観」によるもの。
それ以外が客観的な指標になっています。
最近は経済指標が好調なようで、明るいニュースが並んでいるように見えます。
先日、近畿経済産業局が主催されている研修会「日本経済の現状と先行き」にも参加したのですが、そこでも設備投資や企業収益など、多くの指標がプラスに動いていることが紹介されていました。
一方で気になるのは、やはり個人消費の伸び悩み。
月例経済報告のなかでの言い回しも、この9月に「持ち直している」から「持ち直し傾向にある」と後退したまま、10月も同じ表現にとどまっています。
私学にとって個人消費は非常に重要な指標。
引き続き推移をみていきたいと思います。
(文責:吉田)