寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

学校施設の『リフォーム』

ご覧になった方も多いかもしれません。

17日(日)の夜に放送された『大改造!劇的ビフォーアフター』。

CMで予告を何度か目にしていて、

学校の施設のリフォームが放送されるとは知っていました。

少し興味を持って、久しぶりにこの番組を観てみようかと、

気楽に観はじめたらなんとその学校とは、

当社からも私の自宅からもそれほど遠くない、

大阪市城東区にある 学校法人大阪信愛女学院 でした。


ご存じの通り、この番組は自宅のリフォームを番組に依頼し、

番組内で「匠(たくみ)」と呼ばれる方がデザインし、

予算内でリフォームを完成させるというものです。


今回の学院からの依頼内容は「食堂のリフォーム」。

女子の学校にしては殺風景な食堂で、

外からの光が直接入らない構造だったり、

入口から食堂内や厨房の動線など、あちこちに問題がありました。

築50年の2階建ての建物内に、1階が食堂、2階が講堂、

構造の変更は不可というリフォームでした。

予算は3000万円、工事は夏休み中に行われました。



私が感動したのは、生徒さん達がリフォーム工事に参加していたことです。

夏休み中に学校でクラブ活動(スポーツ系のクラブ)をしている生徒さん達が、

食堂のテーブルや椅子をバケツリレーのように運び出したり、

そのまま使用する木の床を綺麗に掃除したり。

食堂に再利用する未使用だった教室の机や、食堂の丸いパイプ椅子を解体したり、

解体現場を見学して「ワー!!ギャー!!!」と騒いだり。


また、食品部の生徒さん達は、

作業員の皆さんに自分達で作った昼食の差し入れをしたり、

茶道部の生徒さん達は食後の抹茶を差し入れ。

(若い作業員の方達のぎこちなさが少し面白かったです)


美術部の生徒さん達は、

食堂内の殺風景で何もなかった大きな壁に、

飲み物に使用された色とりどりのガラス瓶を小さく砕いたものを貼りつけていき、

大きな太陽の壁画を作成しました。

思わずテレビの前で「わー綺麗」と言っていました(笑)


幼稚園から短大まである学院の生徒さん・そして先生方が、

残った丸太を輪切り状に切ったものに自分の似顔絵を描き、

それが食堂の備品を収める場所の壁に飾られました。



そして完成。

校内放送でお披露目が案内され、

生徒さん・先生方も皆新しくなった食堂を見て大興奮!!


美術部の生徒さん達が作成した壁画の横には、

作成に携わった生徒さん達の名前が飾られていました。

それを見た生徒さん達はまた大興奮!!!

抱き合って喜ぶ様子も見られました。

それを見て私も少しウルウル…。


カフェテラスのような場所があったり、

場所によってテーブルの形や雰囲気も違い、

きっとお昼休みには、席の取り合いでしょう。

とにかく可愛くおしゃれな食堂に大変身していました。

匠が込めた思いの通りに、『思い出に残る食堂』になるでしょう。



番組を観ていて、学校の施設が老朽化すると、

その先には建て替えしかないんだろうな…と何となく思っていたのですが、

リフォームも可能なんだと知りました。

また、この番組では個人の自宅のリフォームが中心で、

家族が工事に参加したり、何かを作ったりするのを観てきましたが、

それもまた学校でも可能なんだと教わりました。


当社からも私の自宅からも近い場所なので、

もしも可能ならば一度見学させていただきたい、

実際にこの目で見てみたい、

そう思いました。