本日ご紹介するニュース、発表からすでに10日ほど立ってしまったものなのですが、ご容赦下さい。
日経と毎日のニュースソースをリンクしています。
内容は表題の通りですが、留意したいのは月額給与の増額の内訳。
今回(9月)の調査結果では
・現金給与「総額」は前年同月比0.1%増
・残業代にあたる「所定外給与」が3.5%増
・基本給となる「所定内給与」は0.3%減
となっています。
つまり、基本給は減っていて残業代が増えているんですね。
この文脈でこの記事を読むとすれば、夏のボーナス増もいわゆる一時金の増加ということで、根本的な給与水準の上昇とはなっていない、と言えるのではないでしょうか。
ちなみに、これらの記事の元データはこちらです↓
毎月勤労統計調査-平成25年9月分結果速報及び平成25年夏季賞与の結果
私はここに掲載されている全てを見たわけではありませんが、「教育・学習支援業」についてピックアップすると、
夏のボーナス…事業所規模5人以上で前年比1.4ポイント減(月数で0.06ヶ月減)
事業所規模30人以上で前年比2.8ポイント減(月数で0.04ヶ月減)
9月給与(事業所規模5人以上)…総額で1.7ポイント減
所定内給与で1.4ポイント減
所定外給与で6.6ポイント減
といった状況です。業界的には給与は減少傾向を示しているようです。
その他にもデータはいくつもありますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
(文責:吉田)