寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえた指導の改善・充実に向けた説明会

今日は文部科学省から配信されたメールマガジンに記載されていた記事をひとつ採り上げたいと思います。


表題は「全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえた指導の改善・充実に向けた説明会について」。

そういう説明会が開催されるならちょっと聞いてみたいなあ、と思ったのですが、メルマガの本文には「9月19日(木曜日)に東京で、10月7日(月曜日)に岡山で、説明会を開催しました」と書かれていて、すでに開催は終わってしまっていました。

が、その際の資料がアップされているページへのリンクが貼られてましたので、迷わずそちらへ。

それがこのページです。

全国学力・学習状況調査の調査結果を踏まえた指導の改善・充実に向けた説明会 説明資料


こちらには直近で実施された全国学力・学習状況調査の概要をはじめ、今後の調査予定や調査結果の活用についても一定の資料が掲載されていて、参考になります。

また、この調査結果を活用した取組のひとつとして、同じページに小中学校それぞれの「授業アイディア例」も掲載されており、教育現場での活用の余地もあるのではないか、と思います。

さらに、説明会では「小学校算数・中学校数学部会」「小学校国語・中学校国語部会」も開催され、それぞれの教科における指導のポイントなどが説明されたようです。

そして、その説明資料も全て掲載されています。例えば、思ったように点数が伸びなかった教え子たちへのフォローアップに使うような、そんなアプローチからの資料になっているように見受けられます。カラーで見やすい資料満載です。


私は教育内容や指導技術に関しては全く知識を持っていませんので、どのような指導が優れているのか、どうすれば子どもたちの成長を促せるかという点についてはよく分かりません。

が、今回掲載されていた資料の中で、本調査の目的と活用に関してこのように書かれていたのが印象的でした。


学力に関するデータを蓄積し,それを基に改善を図る。

【エビデンスに基づいたPDCAサイクルの確立へ】


人の成長を評価する、ということは非常に難しい命題です。

が、学校というひとつの機関が行う活動として、その活動が意義あるものになっているのか、という検証は絶えず行っていく必要があります。

そして、学校の主たる活動は子どもの成長を支援する、ということ。

だとすれば、それを何らかの形で計測し、またその計測結果を活かして次の活動を創造していく、という、まさにPDCAサイクルの実現と確立は非常に重要なテーマだと感じます。

学力テスト自体の賛否両論はあったとしても、実際にこうやって実施された結果を活かさない手はないはずです。

掲載されている資料の活用を含め、ぜひとも学校における様々な活動において「エビデンス(証拠)に基づいたPDCAサイクルの確立」を目指していただきたいと思います。


(文責:吉田)


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