今日は、すでに新聞各紙あるいはテレビ等のマスコミでも大きく採り上げられているニュースから。
日経新聞の記事です。
こちらは朝日新聞の記事。
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そして毎日新聞の記事。
改めて、いろんなところで採り上げられていることが分かりますね。
もうご存知かもしれませんが、本件の概要を記しますと…
経済協力開発機構(OECD)が世界24カ国・地域の勤労世代(16~65歳)を対象に実施した、
社会生活の中で求められる能力を測った初の国際成人力調査(PIAAC)で、
日本が調査対象の3分野のうち「読解力」と「数的思考力」で1位となり、
「IT(情報技術)を活用した問題解決能力」で10位になった、ということです。
ちなみにこのニュース、上記日経新聞と朝日新聞では、他の箇所でも記事になっているようです。
(すべて会員限定記事になっております。重ねてご容赦下さい)
日経では以下の2つの記事を見つけました。
→今回の結果は喜ばしいけれど、15歳以下を対象とした調査(学習到達度調査(PISA))では日本の成績は芳しくない、という論調です。
→今回の好成績の原因として、以下のような各方面からのコメントを引用しています。「日本企業の育成システムの成果」「終身雇用制度のもとで若手をゼロから育て上げる文化があり研修制度も充実している」「学校を離れてからも、仕事も含めた日常生活で新聞や書籍を読む機会が国外より多いのではないか」
そして朝日新聞でも以下の2つの記事が出ていました。
→日経の記事同様、今回の結果と以前のPISAの結果の両方を引用しています。そしてこう締められています。「教育熱心ならいいが、点数に汲々(きゅうきゅう)とする「教育結果熱心」は似て非なるものだ」「種を蒔いて収穫まで、人は成長の緩い植物だと思う。遅速もまた人それぞれ」
→今回の結果の詳細を分析されています。好結果の主因は「下位が少なかったこと」「上位と下位の差が小さかったこと」というのが主な見解になっているようです。
以上、今日は同じ内容について、複数の記事を採り上げてみました。
それほど大きな差異は見つかりませんでしたが、このような試みも続けていきたいと思います。
(文責:吉田)