今日はおそらく皆さんすでにご存じのことだと思いますが、大切なことなので改めて情報提供させていただきます。
平均引き上げ額が2つの記事で異なっているのはさておき…
記事としてはどちらも1~2ヶ月も前のものなのですが、適用が今月からということで、事務長さんあるいは給与担当者さんには改めてご確認いただきたいと思い、引用させていただきました。
今回の上昇幅はこれまでに比べても大きく、
・大阪では19円上昇して819円に
・兵庫では12円上昇して761円に
・京都では14円上昇して773円に
それぞれ最低賃金が上がっております。
時給で支払っている教職員さんは問題ないと思うのですが、実務上お気を付けいただきたいのは月給者の方です。
月給の時給換算というのはあまり行わないのが実情だと思いますが、今回の上昇幅は結構大きなものになりますので、念のため現在の教職員さんたちの時給を計算しておくのがよいと思います。
その方法は「月給÷1ヵ月平均所定労働時間」。
ちなみに、ここで言う月給には「時間外手当」「皆勤手当」「通勤手当」「家族手当」などは含みませんのでご注意くださいね。
そして「1ヵ月平均所定労働時間」は
「(365日 - 1年間の休日合計日数) × 1日の所定労働時間数 ÷ 12ヵ月」
で計算して下さいね。
このように計算した結果、万一最低賃金を下回っている場合には是正が必要になります。
個人的な考えとしては、最低賃金は今後も上昇傾向になるのでは、と思っているので、今回の計算で仮に最低賃金をわずかに上回っている場合にも、今後を見据えて給与水準の検討を行っておくのが無難だと思います。
何でも先手を打って考えておくと、いざというとき慌てずに済みますしね。
以下、全国の最低賃金額の一覧にリンクを張っておきます。
ご参考になさって下さい。
(文責:吉田)