先週の記事ですが、心に残る内容なのでご紹介します。
日中韓の支援で、アジアのリーダーの養成を目指す
【キャンパスアジア・プログラム】
という活動に参加した、3ヶ国の大学生の記事です。
■国際交流 被災地訪問で友好の芽
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/campus/jitsuryoku/20130906-OYT8T00394.htm
日本滞在の総括として東北の被災地を訪れ、
被害の実態や復興の現状を調査し、被災者の話を聞くというもので、
参加した韓国の大学生の言葉が紹介されています。
また、ご存知の方も多いかもしれませんがこちらの記事も。
■中国人留学生 命懸けで小4救出 大阪府警が表彰
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20130918k0000e040216000c.html
こういうニュースを見聞きすると、
歴史問題や領土問題で意見を対立させている国の国民同士であることが、
少し信じられないような気持ちになります。
先日の2020年夏季オリンピックの開催都市を決定するIOC総会での、
東京の最終プレゼンテーション後の質問で、
福島の原発に関するものがありました。
海外から見れば日本は小さな国であり(国土面積が)、
東京と福島との距離がどれだけなのかわからず、
「不安だ」「怖い」「危険だ」と思うのかもしれません。
目に見えないものへの恐怖心を抱くのは、
人間として仕方がないところもあるでしょう。
もしも逆のことが起これば、
日本人だってどこかの国に対して同じように思う可能性はあります。
それでも、オリンピックの東京開催が決定した瞬間は、目に涙が滲みました。
IOC委員会が公平に、現実を見て考えて、
日本を評価してくださったのではないでしょうか。
現代において一番不足しているのは『考える』ことだと感じます。
わからないことはすぐに調べて、すぐに答えにたどり着くことができる。
直接話せることをメールやSNSなどの活字にしてしまうことで、
言葉に含まれるいろんな感情を読み取らずに、
活字そのままの意味で解釈してしまう。
考える前に一連の行動を終わらせてしまうことが、
昔より増えたように思います。
【キャンパスアジア・プログラム】に参加した大学生のように、
小学生を救出した方のように、
日本の、そして海外の、現実を見て考える。
最近私も『考える』ことを意識して毎日を送っています。
目の前の小さな世界での現実ですが。
M