高校生の就職活動が今週解禁になりましたので、今日はそのニュースを採り上げてみました。
日経新聞から。
また同じ記事ですが、こちらには求人倍率のグラフが載っていて見やすくなっています。ご参考にどうぞ↓
今年7月末時点のデータですが、来春卒業予定の高校生の求人数は約17万2千人で、前年同期比で18.1%増。
求人倍率もこれに合わせて上昇しており、前年同期比0.18ポイント増の0.93倍となっているそうです。
ただそれでも求人倍率は1倍に届かず(5年連続)、リーマン・ショック前の水準には戻っていません。
そして地域ごとの差も依然として大きく、東京では2.84倍なのに対して、沖縄は0.35倍。若い人が東京に行ってしまう、という現象は止められそうにありません。
ちなみに、求人倍率が1倍を超えたのは東京以外に宮城・群馬・富山・石川・福井・愛知・京都・大阪・広島・香川の計11都府県のみ。少子化の影響で求職者数が減っているにもかかわらず、です。
採用意欲の高い分野は建設業、医療・福祉分野。
一方、「男子に人気の高い製造業の求人は回復しておらず、雇用のミスマッチも予想される」と記事は伝えています。
生徒さん達のことを考えると、求人の状況は関心を持たずにはいられませんね。
私学の皆さんにも、プロフェッショナルとして、進学指導にとどまらない、本当の意味での進路選択支援を期待したいと思います。
(文責:吉田)