今日の朝刊1面に大きく採り上げられていたニュースはこちらです。
都道府県別にランキングするものどうかとは思うのですが、自治体ごとに施策が違うからそれも必要な情報なのでしょうか。
概要を拝見すると、
・学力は全体的に底上げが図られている
・以前からの上位自治体に大きな変動はない
・高知県の改善度が顕著(概要では「着実に改善」という文言ですが)
といったところが記載されています。
ちなみに、その改善が進んだ高知県の取組も書かれているのですが、その内容は
〇授業や家庭学習で活用できる教材(単元テスト・学習シート)の作成・配布
〇放課後対策を充実し、補充学習を実施
〇高知県版学力調査の実施(小4・5、中1・2)による授業改善等の効果の検証
とのこと。
今朝のニュース番組では「大阪はなぜ改善が進まないのか?」といったテーマで特集していましたが、その番組中に紹介されていた大阪の施策も、言葉にしてしまえば上記施策と大差ないようにも感じました。
では何が差になって現れているのか?
私自身が思うのは、「生活習慣」ではないか、と。
学校での授業や特別活動の充実はもちろん大切なことではありますが、基礎学力の向上といった意味では家庭学習をはじめ、普段の生活で興味を持った事柄を大人がその都度教えていく、といった日々の生活そのものが重要な気がします。
この点、今回の調査で上位に位置している秋田や福井の状況を私は知りませんが、少なくとも私が育った富山では、近所のおじさん、おばさんとの接点がとにかく強く、そして頻度も極端に高い。私などは毎日お向かいのおじさんのお宅に入り浸り、一緒に将棋を指したり植木に水やりをしたりしていました。子どもを地域で育てるという意識が非常に強かったことの表れだろうと思います。
時代が進むにつれ、親が忙しくなってきたこともあるのか、子の教育のすべてを学校に頼ってしまうケースも増えてきているように思います。
が、子供は未来の宝。
社会全体で育てていく、という意識が大人全員に必要な気がします。
今回の調査結果は追って内容を十分吟味したいと思います。
気付きがあればまたこのブログでご紹介しますね。
(文責:吉田)