大阪は暑い日が続いています。朝晩くらいは秋の気配を感じたい今日この頃、なかなかそうはいかないようです。ただ一方では蝉の声がぱたりと止んだような…体感できずとも着実に季節は進んでいるのかもしれません。
さて今日は毎日新聞のニュースから。
大阪府においてはここ数年、毎年のように学校に関する制度変更が行われています。
私学無償化が代表例ですが、公立高校の入試制度においても、今年度からの主な制度変更として、
○前期・後期選抜の再編(普通科単独校の前期受験ができるようになった)
○学力検査の科目変更
○選抜日程の繰り上げ
が挙げられます。
このうち1点目と3点目がまさに「私学対抗策」と言えるものであり、結果として公立校の受験者数は大きく増加したわけです。
がこのことが入試の採点に影響した、というのが今回の記事。
今年度の制度変更の内容がはっきりしたのはかなり遅い時期だったように記憶していますので、そのことが現場に大きな負荷をかけてしまったのかもしれません。
近年、入試の採点ミス発生、というニュースが以前に比べてよく聞かれるようになった印象があります。
情報の開示が進んだということも一因にあるとは思いますが、受験生にとっては人生をも左右しかねない事態だけに、最大限の慎重さが求められます。
今回の記事は公立校のものですが、私学においても同様のことが起きないような工夫が必要でしょう。
そして、ミス防止を人の力や意識に頼りきるのではなく、校内の仕組みでこれをクリアする方法も必須だと考えます。
2学期以降、どんどん忙しくなる学校現場。
早い時期の仕組み構築をお勧めしたいと思います。
(文責:吉田)