私事ながら、本日がお盆前の最終勤務日となります。
故郷に想いを馳せつつ、本ブログも数日お休みを頂戴します。
というわけで、今日はお休み前に「景気のいい話」を選んでみました。
記事によると、内閣府が公表した「国民生活に関する世論調査」の結果によれば、生活全体について「満足」しているという回答が前回調査(平成24年6月調査)に比べて3.7ポイント増えて71%になったとのこと。ちなみにこの割合が7割を超えるのは1995年以来。他の調査項目においても、収入・所得に「満足」しているという回答が3.7ポイント増(47.9%)、また所得・収入に「不満」だという回答はは4.5ポイント減(49.8%)で、これは16年ぶりに5割を下回ったとのことです。
この結果に対して、内閣府は「国民の生活への意識が緩やかだが改善している」と分析している、と記事には書かれています。
正直なところ、現時点で自分自身あるいは周囲に人たちを見てそのような実感を持つことは難しいところです。
穿った見方をすれば、以前よりも妥協感(=このくらいで満足しておこう、といったあきらめ感?)が強まっているのでは…とも思うほどです。
が、このような調査結果については素直に喜んでおくことも大切かもしれませんね。気持ちが景気を左右することも十分あり得ますので。
一方で、私学にとってはこの国民生活の状況が経営に大きな影響を及ぼします。
情報を冷静に捉えておきたいですね。
ちなみにこの調査の結果概要はこちらで確認できます。
いくつかの情報を抜粋してみますと、以下のようになります。
すべて前回調査結果との比較です。
<現在の生活について>
●去年と比べた生活の向上感
「同じようなもの」…72.0%→77.8%に増加
「低下している」…22.1%→16.8%に減少
●現在の生活に対する満足度
「満足」…67.3%→71.0%に増加
「不満」…32.0%→27.6%に減少
ただし性別に見ると,女性は「満足」とする者の割合が高く、男性は「不満」とする者の割合が高いようです。
●現在の生活の充実感
「充実感を感じていない」…26.5%→24.7%に減少
さらに、「充実感を感じるのは主にどのような時か」という質問への回答は次の通り。
「家族団らんの時」…49.9%(最多割合)
「ゆったりと休養している時」…44.5%
「友人や知人と会合,雑談している時」…43.9%
「趣味やスポーツに熱中している時」…41.6%
●時間のゆとりの有無
「ゆとりがある」…65.5%→68.0%に増加
「ゆとりがない」…34.2%→31.8%に減少
<今後の生活について>
●今後の生活の見通し
「同じようなもの」…58.9%→64.1%に増加
「悪くなっていく」…29.8%→24.7%に減少
●将来に備えるか,毎日の生活を充実させて楽しむか
「貯蓄や投資など将来に備える」…33.5%→31.1%に減少
「毎日の生活を充実させて楽しむ」…60.8%
夏休みは充実感を感じる時間を大切にしながら、余裕を持って過ごしたいですね。皆様、よいお盆をお迎え下さい。
(文責:吉田)