寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

市立校教頭不足

こんにちは。子育てママです。

ここ最近は税理士試験の受験勉強のためすっかりご無沙汰していました。試験もいったん終わりましたので、夏休み後半は子供たちと夏休みを満喫します!

夏休みといえば、そう、宿題。長い休みのせいもあり、宿題も結構な量があります。小学2年生のしっかりものの長女は初日からたくさんやろうと意気込んでいました。「そんなに焦らなくても、ちょっとずつやったら?」と言うと、すかさず1年生の次女は「そうそう。宿題は全部8月31日にちゃちゃっとやったらいいで!」と。・・・こんなカツオ君みたいな考えの人、意外と現実にいるんですね(しかもこんな身近に・・・)。もちろんその考えは即一蹴しましたが(笑)。

私が子どもの頃は、夏休みに入るとプールと登校日以外は学校に行くことはなかったように思いますが、今は夏休みに入っても、7月の間は午前中勉強を見てくれる時間を設けてくれています。働いている私にとってこれは大助かりですが、先生たちは業務量が増えて大変なのではないでしょうか。


先日の新聞記事で『大阪市教育委員会 市立校教頭不足』という記事をみつけました。記事によるとその理由は労働環境にあるとのこと。早朝6時に出勤し、夜の帰宅は11時をまわることも。仕事を家に持ち帰り、事務に忙殺されているとのこと。おかげで児童や保護者と接する時間も削られているようです。かなり多忙のようですね。


そう言われてみると、PTAの会合にあまり参加しない私ですら、教頭先生はしばしばお見かけします。地域のスポーツ大会や学童保育のイベントにも参加され、それはどちらも土日。通常ならお休みの日でしょう。教頭先生はとても楽しそうに、保護者・子供たちの中に加わっているようにお見受けしました。熱心な先生だなぁ本当に学校が好きなんだなぁとしか思っていませんでしたが、事務に追われて少ない時間の中、人と人との交流を楽しんでいらっしゃったのかもしれません。

教師として年数を重ね、経験豊富な方が現場に出られずに事務に忙殺されるというのは、悲しいことです。教頭先生もやりがいをなくされるでしょうし、地域にとっても教頭先生の経験が生かされないままで終わってしまいます。


そんな中、同じ記事で『副校長の導入』について触れられていました。事務の一部や地域対応を任せることが目的で、今春からモデル校に配置されています。時代が時代だけに、事務も多角的な視点に基づいて必要とされるものでしょうから、これを前提とすると『人』で補うのも納得できます。子供たちのため、そしてそれは将来の社会のためであるので是非注力してもらいたいと感じました。学校の先生は『体も心も元気』が一番肝心ですからね。