7月も下旬に入りましたね。
昨日は参議院議員選挙の投開票も実施され、またひとつ、
未来に対する私たちの意識と行動が形になりました。
より良い未来のために、私自身もまた気を引き締めて
活動を続けたいと思います。
さてそんなふうに新たな週を迎えた本日。
今週は弊社主催セミナーで講師を務める予定の私。
今回のセミナーのテーマは「学校施設」ということで、
ここ最近はニュースの中でも特に施設面のことが気にかかります。
そこで、少々古い記事ではありますが、今日は学校施設の活用に関する内容を
お届けしようと思います。
学校はソーラー発電所 東京・杉並区、小中66校に設置へ 災害時想定、エコ授業にも
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記事によれば、東京都杉並区が2014~16年度の3年計画で、
区立小中学校すべての体育館に太陽光発電パネルと蓄電池を設置するとのこと。
これによって、必要最低限の電気を自給自足できる態勢が整えられるそうです。
この取組の主たる目的は
「災害時に学校が避難所となった際、照明や情報機器などを使えるようにすること」
にあるようですが、この取組を通じて
・太陽光発電への理解浸透
・理科の授業への活用
なども図ることができ、意義の大きな取組になっていると言えます。
学校という施設の特性上、電気が全く使えなくなることへの影響は
非常に大きいものと思われます。
仮に避難所という位置付けでなくても、現にその学校に在籍する
生徒さん達の安全を守る意味でも、このような施設活用は
検討されて良いのではないでしょうか。
ただ、そうなるとかさむのがイニシャルコスト。
杉並区の場合には独自の補助金等を活用してそれをクリアしているようですが、
単一の私学が実施しようとするとその費用の捻出は頭の痛い課題になります。
他にも、記事にあるように太陽光パネルの設置場所の検討
(校舎の屋根に重いパネルを置くことで耐震上問題となるケースあり)、
工事期間中に施設を使えなくなることへの懸念など、
すぐに実行できる事柄かと言えばそうではないのが
この手の話の難しいところです。
金額も手間も多く必要になる施設整備。
一方で、学校には学校施設が法令上必須であるわけです。
とすれば、その施設を整備し、さらにその機能を十分活用するためにも、
単に「壊れたら直す」ということを超え、未来を見据えた上で
しっかりした検討を行い、慎重ながらも大胆な活用を目指すべきだと
思うのですがいかがでしょうか。
(文責:吉田)