この週末、それほど選挙カーのかまびすしい叫び声を聞かずに済んだ私。
ネット選挙が進んでいることが影響しているのでしょうか。
さて、参議院議員選挙の投票日が次の日曜に迫ってきたこともあり、
少しだけ選挙公約を見ておくことにしようと思います。
朝日新聞の記事ですが、珍しく?会員登録なしに読める記事になっていますので、
詳細はそちらをお読みいただきたいと思います。
投票行動はこの教育に関する公約のみで決まるわけではありませんので、
あくまでもひとつの要素ではありますが、学校にとってはこれらの公約を
比較、吟味することは今後を見据えるにあたり重要なことだと思います。
朝日新聞には各党の公約が端的にまとめられていましたので、
それぞれの主張の概要をつかむのに参考になると思います。
その部分だけを以下、引用しておきます。
■教育に関する各党の特徴的な公約
<自民>
領土教育を充実。幼児教育無償化。10年間で「世界大学ランク100」に10校以上
<民主>
少人数学級推進。修士課程修了の教員増加。世界的な高等教育センター構築
<維新>
教育委員会制度を廃止し、首長の責任明確化。民間参入で公教育に競争原理
<公明>
全公立中学校の給食導入。10年間で100万人を海外留学へ
<みんな>
自由参加型の土曜授業や放課後授業を。教育委員会の設置は自治体の選択制に
<共産>
教育予算の国際水準化。教員免許更新制の廃止。大学まで段階的に無償化
<生活>
中学卒業まで年31万2千円の手当支給。奨学金の拡充で希望者全員に高等教育を
<社民>
教員免許更新制の廃止。30人以下学級の実現。高校まで無償化
<みどり>
教育予算の大幅拡充。多様な保育、幼児教育を支援
<大地>
いじめを無くし、心豊かな教育を
(各党の公約・政策集から)
記事には他にも、
・具体的教育内容に関する国の関与度合
・教科書、特に歴史認識とその表現
・無償化や経済支援の対象
などで各党の主張が異なっている様子を記してくれています。
投票行動の参考にしたいですね。
そして、今後主導権を握る可能性の高い自民党の施策に関しても、
ぜひ把握、整理しておきたいところです。
計画経営のためには、風を読むことも軽視できませんので。
(文責:吉田)