寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

大阪の学校経営コンサル会社/株式会社ワイズコンサルティングが、学校経営に関する情報を収集し発信するブログです。

道徳授業について思うこと

個人的に最近気になっているのが、道徳の授業についてです。

ある新聞でシリーズで取り上げていました。



(1)偉人伝から学ぶ生き方

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20130523-OYT8T00534.htm

(2)理社で培う問題意識

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20130524-OYT8T00360.htm

(3)自他の違い 認め合う

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20130525-OYT8T00302.htm

(4)生徒の心 開かせる工夫

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20130530-OYT8T00350.htm



国が『道徳』の授業復活を謳っていますが、

 ・教師が形骸化した道徳授業しか受けていない=道徳が好きではない

 ・大学の教員養成課程の道徳の単位が2単位しかない

そのため「どうすればいいかわからない」という実態があるようです。

そんな中、記事になっている先生方の取り組みは、

生徒も先生も楽しく学べるものだと思いました。


ところで「道徳、道徳」と言いながら、

実際にはどういう意味なのかよく分かっていないなと思い、調べてみました。


 【道徳】人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、

     守り従わねばならない規範の総体。

     外面的・物理的強制を伴う法律と異なり、

     自発的に正しい行為へと促す内面的原理として働く。

     人として行うべき社会的に正しい行為の基準。


この意味を知ると、

道徳の授業を受けていた大人でも(もちろん私も含め)、

もしかしたらちょっと後ろめたさを感じるかもしれません。



道徳とは、

「何か一つに対してこうしなさい」という答えが一つのものではなく、

「あらゆることに対してどうすればいいか・どうすれば一番最善に近いか」を

「考えること」を教える授業ではないかと思います。



以前、『思い出話 その1』で書いた先生が行ったことも、

もしかしたら臨時の道徳授業だったのかもしれません。

そして、

教科書だけでなく、先生が作った教材だけでなく、

学べるものは様々なところにあり、

問題を投げかけた生徒の捉え方・考え方で、

『道徳』はあらゆる拡がりを見せる授業なのだと思います。