昨日は少しカタめのお話をお届けしましたので、今日はぐっと親しみやすいな話を。
この記事は日経新聞さんが連載されている記事で、実は以前から気になっていたんです。
ちなみに連載初回はこちらです。
子育てをしながら校長を務めること。
いや、校長でなくとも学校の教師を務めることだけでも、家庭との両立は大変だろうな…と想像してしまいます。
がその道を選ばれた山口校長、素敵だなと思います。
きっと記事には書くことのできない大変さが山ほどあるだろう、とは思いますが、
それでもやりがいある校長という職務を大切にされている様子が伝わってきます。
そして今回の記事は、私自身の経験とも重なりました。
あちこちの学校を訪れ、生徒さん達の様子を見聞きする機会に恵まれている私は、
学校ごとにその挨拶の状況が千差万別であることを実感しています。
以前は生徒さんのほとんどが挨拶をきちんとされたのに、その割合がどんどん減っている学校。
挨拶どころか、多くの生徒さんが会釈すらしてくれない学校。
逆に、訪れるたびに挨拶が良くなっていく学校…
まさに感情論丸出し、ですが、
挨拶のいい学校はきっと教育の価値が高い学校だろう、
と思ってしまうのも無理はないと、自分を慰めています。
そして挨拶のいい学校では必ず、教職員の皆さんも気持ちのいい挨拶をして下さいます。
大人の背中を見て子供は育つ、んでしょうね。
校門で大声を張り上げての挨拶指導、というのは意味のないことだとは思いませんが、
それよりもずっと大切なことは、いつもどんなときも、自然な挨拶ができること、だと感じます。
そして、先生方と呼ばれる方々の挨拶が、学校全体の挨拶の風土を作っているのだと確信しています。
挨拶の習慣がないのは、生徒自身が悪いわけではない、ということも。
教育の原点は何なのか、ということ。
とりわけ私学は、建学の精神を持つことからしても、学校理念が明確な存在です。
その中において、挨拶の存在意義はきっと大きいことでしょう。
そして一日のスタートである朝の挨拶は、特に重要性の高い行動として習慣化していくべきことではないでしょうか。
その大前提として、まずは教職員さんご自身が元気で明るい朝の挨拶をされることが必須だと思うのですが…
いかがでしょうか。
(文責:吉田)