今日は学卒者の就職状況に関するニュースをご紹介します。
↑これが文科省発表の記載ページです。
↑こちらは日経新聞の記事ですね。
↑これは朝日新聞(全文を読むには会員登録が必要です。ご容赦を)。
↑毎日新聞です。
…とまあ、景気とも関連するからか、関心の高さが伺えるニュースです。
ちなみにこの調査は文部科学省と厚生労働省が共同で実施していることを初めて知りました。
もうひとつ、この調査は全数調査ではなく、設置者や地域等を考慮した抽出調査だということにも初めて気付きました。
統計を見る際にこういう調査条件を知っておくことはとても重要ですよね。
結果に関しては各記事をお読みいただければお分かりになると思いますが、
一応就職率の概要のみ記載しておくと以下の通りです。
・国公立大学=95.3%(昨年同期比0.1ポイント減)
・私立大学=93.4%(同0.5ポイント増)
・短期大学=94.7%(同5.2ポイント増)
・高等専門学校=100%(同増減なし)
・専修学校(専門課程)=94.1%(同0.9ポイント増)
以上のとおり、前期と比べると明らかに改善傾向が見てとれます。
なお、文科省HPによれば、
『文部科学省、厚生労働省及び経済産業省では、3省連携して、未内定の就活生への集中支援策を実施したところですが、
1月から3月末までで約4万1000人(うち大学生約1万7000人)が内定を獲得するなどの成果が出ています。
引き続き、6月末までを集中支援期間とし、卒業後も就職が決まるまで継続して支援がなされるよう努めてまいります。』
とのことです。
朝日新聞の記事にもありますが、中小企業への関心増が就職率を引き上げる可能性は大いにある、
と私自身は感じています。
以前に比べれば、学校での職業関連学習も進んできているように思いますが、さらに一歩進めて、
実際の企業、特に普段はなかなか除くことのできない中小の事業体との接点が増えていくことを期待します。
(文責:吉田)