6年生全員で、思い出や感謝の言葉を述べたあと校歌斉唱、
次に教科書には載っていない『卒業の歌1~6』の6曲を歌い、
そして、小学校6年間の思い出をテーマに、
クラスごとに作詞・作曲した5曲を合唱していきます。
編曲だけは、外部の音楽の先生にお願いしますが、
歌も演奏も指揮者も6年生だけで行います。
私達が作った歌のテーマは、水泳大会・修学旅行などなど。
私が好きだったのは、修学旅行の曲です。
行き先は、広島市内と宮島でした。
単に「修学旅行楽しかったな」という内容ではなくて、サビはこんな歌詞です。
♪ あぁ広島 平和を願って
誓います 永遠の平和をいまに
最後がちょっと記憶が曖昧なのですが、
メロディもすごく良くて歌詞も心に響いて、
今振り返ってみて、小6にしてはレベルが高いと思いました。
私達のクラスは、卒業テーマ『心』の曲を作りました。
班ごとに一曲作って、その中から一番いいと思う一曲を
みんなで選ぶという方法で、最終的に私達の班が作った曲が採用されたのですが、
実際には、他の班の曲が未完成だったため選ばれたようなものでした。
大事な卒業テーマの曲だというのに…。
詞は、卒業後の引っ越しでみんなとお別れになってしまう女の子が、
卒業への思いを込めて書いたもので、
曲は、その歌詞に合わせて私が作ったものでした。
「もっといいメロディにしたかったなー!」という悔いが今でもありますが、
良い記念です。
その後、5年生が卒業テーマ『心』に合わせた曲を歌ってくれます。
でも、私が覚えているのは、
5年生の時に6年生に向けて歌った『旅立ち』という曲です。
インターネットで調べてみましたら、この曲は今でも歌われているようです。
♪ 心の窓を開いてごらん
で始まる曲です。もしかしたら、ご存知の方も多いかもしれませんね。
この曲も、今でもとても好きです。
こうして、約1時間の『ライブ』が終わり、
最後は、また5年生の演奏とともに6年生が退場し、卒業式が終了します。
大体こんな流れの卒業式で、
今考えると、結構すごいことをしていたような気がします。
これだけのことを行うため、
卒業式の予行演習だけでも相当時間をかけていました。
それより前には、卒業制作としてタイル画の作成もあり、
タイムカプセルを埋めるため、中に入れるものの準備もありました。
(タイムカプセルは、みんなが20歳の時に開けました。)
予行演習が始まる頃までには、
6年生の授業をほとんど終えていなければならなかったでしょう。
今だからわかることです。
今でも音楽の卒業式をやっているのか知りたくて、
『くすのき』4月号に掲載されるだろうと思って発行を待っていたのですが、
見てみると、入学式のことしか掲載されていませんでした…
という訳で、時期外れな卒業のお話を長々としてしまいました。
ちなみに、私達の時の卒業式には、
音楽の卒業式の紹介ということで、テレビの取材が来ました。
確か、その2年前の卒業式にも来ていたように記憶しています。
でも残念ながら、私は大勢の中の一人として以外は写りませんでした。
結構メインの楽器演奏したのにな~!
卒業して1~2ヶ月経った頃に、
小学校に集まって卒業式の音声を録音したカセットテープを全員がもらいました。
こういう、強く心に残る卒業式で本当に良かったと思います。
そのせいか、中学校・高校の卒業式の記憶がほとんどないのです…。
私の記憶力のせいもあると思いますが。
みなさんの卒業式はどんなでしたか?
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