寝ても覚めても学校のこと。~学校経営の経営課題(人事・財務・募集・施設などなど)について考えるブログ~

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学校と地域、防災で連携深める 行政マヒに備え

先日の地震、驚きました。

来るか来るかと思ってはいましたが、いざ来ると本当に不安になります。

阪神淡路大震災以来、避難場所は、避難経路は、防災用具は…と、日常的に確認しているにもかかわらず

これだけ不安になるのですから、天災の怖さは言葉にはし難いものがあります。

ただ、地震の程度は甚大であった一方、けがなどをされた方が少なかったのが何よりでした。

もちろん、建物等への被害は多くあるようですので、やはり避難場所の確保というのは

防災と災害後の復旧のために欠かすことはできないと再認識させられたのも事実です。


今日、このような記事が出ておりました。

学校と地域、防災で連携深める 行政マヒに備え

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記事によれば、東日本大震災をきっかけに学校と地域住民が防災で連携を強めている、とのこと。

防災訓練を共同で行う様子、そして防災マップを共同で作成する様子が記事には採り上げられています。

いずれも関東の内容ではありますが、防災での連携を模索すること自体、

地震列島とも言われる日本ではどこでも必要なことでしょう。


こんなときに言われる「学校」は、とかく公立校が多いもの。

しかしながら、私学に関わる私の感覚では、地域の人たちというのは

学校という存在を公私で区別していることはそれほど多くないのではないか、

と思うのです。

つまり、私学であっても、地域や行政との防災における連携を実現できる、いや実現すべきだということです。


実際、学校という存在の特徴として

・災害に強い建物が存在する

・一定程度の広大な敷地が存在する

・壁や仕切りで区切られた区画(教室)が存在する

・放送設備が存在する

など、防災拠点として適した条件を多く持たれていると感じます。


ただ、いくらハードが存在していても、普段のコミュニケーションが存在していなければ、

いわゆる『都会のマンション』のように、

「隣に住んでいる人のことを全然知らない」

といった現象が起こりがちです。

すなわち、学校が地域の防災拠点となるために必要なことは、

地域との日常的コミュニケーション

ではないか、と。

このような存在感が地域に認知されれば、防災の時のみならず、

いろいろな場面で学校と地域が支え合う構図が生まれるような気がします。


そして、このことが生徒募集に与える影響は決して小さくないのでは…とも思うのですがいかがでしょうか。

(文責:吉田)

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