ここ最近、学校施設関連の記事が目立っています。
十分理解できているわけではありませんが、概要をさらっておこうと思います。
直近の文部科学省からの発信はこれ。
報告書「学校施設整備基本構想の在り方について」の取りまとめについて
これ以外にも学校施設関連で、いくつか文科省からの発信が相次いでいます。
以下、列挙しておきます。
・木造校舎の構造設計標準の在り方に関する検討会報告書について
冒頭の発信資料にもある通り、現在、そして今後においては、学校施設をめぐる課題は数多く指摘できます。
築年数の経過による老朽化。
少子化による生徒数の減少。
大地震をはじめとする天災、そして人災をも想定に入れた防災。
地域における活用。
そして何より、教育内容との整合性…
これらの多くの課題に対応するために必要なこととは何か。
その解も、実は資料中に記載があります。
『基本構想を検討するに当たっては、まず、中長期的に目指すべき学校施設像を示すことが重要。
その上で、域内の学校施設の現状把握を行い、目指すべき姿の実現に向けた
域内の学校施設全体の中長期的な整備方針を基本構想としてまとめる。』
公立、そして行政を主眼に置いた書き方にはなっていますが、私学においても同様だと考えます。
すなわち、中長期的に目指すべき学校施設像とは何なのか、をしっかり考える。
続いて、現状把握を行い、目指すべき姿の実現に向けた整備計画をまとめ、実行する。
これは施設に限らず、経営の根本とも言えるPDCAサイクルです。
上記個々の発信内容についても、今後読みこなしていきたいと思っています。
(文責:吉田)